バランス飼料で窒素排せつ量を削減 古河市・関養鶏場代表・関勝美さん



「みどりの食料システム法」に基づき、県内で環境負荷低減に向けた生産者などを支援する「いばらきみどり認定」。古河市の関養鶏場代表の関勝美さん(72)は昨年12月、畜産業では県内で初めて認定を受けた。アミノ酸バランス改善飼料を導入し、環境負荷
「みどりの食料システム法」に基づき、県内で環境負荷低減に向けた生産者などを支援する「いばらきみどり認定」。古河市の関養鶏場代表の関勝美さん(72)は昨年12月、畜産業では県内で初めて認定を受けた。アミノ酸バランス改善飼料を導入し、環境負荷の原因となる窒素の排せつ量低減などに取り組む。「環境に配慮した卵だと評価してもらえれば」と意欲を見せる。
関さんは妻と息子の家族経営で採卵鶏約3800羽を飼養し、鶏卵を生産・販売する。以前から持続可能な農業に関心があり、2021年から農研機構に協力し、バランス飼料を用いた実証試験に参加した。
試験では、バランス飼料を採卵鶏に与えることで、窒素の排せつ量を低減させる効果があることを確認した。また、鶏卵の生産性や質を落とさず、鶏ふんの堆肥化にも影響が出ないことを確かめた。さらに、過去の知見から、鶏ふんの堆肥化における温室効果ガスや臭気の原因となるアンモニアの排出抑制に寄与することが推測される。
実証試験後、関さんはバランス飼料を経営に取り入れることを決めた。段階的に最大2千羽、年間80㌧の規模でバランス飼料を給与する5年間の計画を立て、認定を受けた。生産した卵は今後、道の駅「まくらがの里こが」「ごか」「さかい」での販売や、市のふるさと納税返礼品への出品を予定している。
関さんは「環境に配慮した生産が消費者の購入判断材料につながれば、こうした取り組みに参加する経営者も増えるのでは」と、持続可能な畜産業の広がりに期待を寄せている。
同認定は26年2月末時点で、県内で691人が認定されている。








