今回は、北海道の担い手の年齢構成と年齢別増減そして現状推移予測と安定化シナリオについて紹介します。


 まず、図1は、北海道の基幹的農業従事者の年齢構成を示したものです。全国と同様に70代前半が一番多い主力世代となっています。ただし、北海道の

技術普及と規模拡大が低コストのカギ


活用方法と活用のメリット


収穫機と乳酸菌資材で高品質サイレージ生産

 飼料用米では、米を一定割合配合した飼料を給与し、風味やうま味などを高めた高品質化や差別化を図る取り組みが進められている。稲発酵粗飼料では茎葉

技術普及と規模拡大が低コストのカギ


2025年度は主食用米の需給動向により飼料用稲の作付けは大きく減少し、飼料用米供給の不安定化や耕畜連携の取り組みへの影響が懸念されている。食料・農業・農村基本計画(25年4月、閣議決定)に基づく新たな水田政

 本連載は、最近発表された2025年農業センサスのデータを使い、今後の全国、地方別そして都道府県別の農業の担い手予測結果を解説していきます。


 私が所長を務める持続可能な地域社会総合研究所において、20年と25年の個人農家の基幹的農業従事者デ

 最近、本土ではトビイロウンカによる大きな坪枯れを見る機会が少なくなりました。若い普及員や営農指導員の中には、坪枯れを実際に見たことがない方もいるかもしれません。しかし、トビイロウンカがいなくなったわけではありません。むしろ、この虫の本当の

トビイロウンカはまばらに落ちる

 トビイロウンカは水田全体へ均一に定着するわけではありません。圃場のどこかに点々と落ちます。大部分の場所にはいないのに、一部だけに定着ポイントができる。

 そこが後の被害の出発点になります。昔から、「あの田んぼは

育苗箱施薬剤は水稲防除の根幹 


 育苗箱施薬剤の普及によって、水稲の病害虫防除は大きく変わりました。飛来したウンカ類の多くを定着初期に抑えることができ、現在では防除体系の土台になっています。


 しかし、どんな技術も万能ではありません。一部の個体

 かつて、夕方に散歩や庭先で過ごすことを「夕涼み」と言った。涼を求める行為や言葉は豊富だったが、今や使われることもなく暑さにさらされている。日本の夏はなぜこんなに暑くなってしまったのか。農業者が直面する炎天下での作業の解決策のため、また夏休

 秋冬野菜では、高温の影響によりハダニ類やチョウ目害虫などの多発が懸念される。多発してからでは薬剤防除の効果が十分に得られにくい場合があるため、発生初期からの対応が重要である。本稿では、主要害虫に対する薬剤防除と抵抗性管理を中心に、圃場管理

防除効果を高める圃場管理と天敵利用、発生抑える圃場管理が重要


 薬剤防除の効果を安定させるためには、害虫の侵入や初期密度を抑える圃場管理も重要である。これから定植する作型では、防虫ネットなどの物理的防除技術が有効であり、害虫の侵入抑制に役立つ

 温暖化により、秋季の遅くまで作物の病害が発生しやすく、越冬後の春季の立ち上がりも早くなっている。また、冬季の低温期が短くなることで、特に施設栽培においては、秋季に発生した病害が春季にまで持ち越される場面も増えているであろう。通常、気温が低

土壌病害、発生時期の長期化に注意


 露地、施設とも、秋季に播種、定植する作目では、土壌病害が発生する期間も長期化している。特に、発芽直後からの苗立ち枯れに注意が必要である。高温時の多雨で土壌が過湿になると発生しやすい。高畝などで過湿を避ける。

露地栽培、降雨前の予防散布が有効


 露地の葉菜類では、長雨時などには細菌による軟腐病、斑点病、黒腐病などが発生しやすい。特に台風などで強風を伴った場合には、茎葉が傷ついて病原菌が感染しやすくなる。これらの病原細菌は土壌に生息するため、土壌のマ

 さて、農業は圃場での作業が中心で、建設業などと並び屋外活動が多い分野だ。


 熱中症の防止を考える際、作業時間帯の考慮は不可欠だ。学校などで「1日の最高気温は14時頃に出る」と教わってきたのではないだろうか。だが、時にデータはこの説を裏切る。


 日本の夏の暑さの犯人は誰だろうか。


 一つは太平洋高気圧、もう一つは上空のチベット高気圧である。


 太平洋高気圧は「ハドレー循環」と呼ばれる大規模な大気循環によって生まれる。熱帯付近の高温で湿った空気は、雨を降らせながら上昇して乾燥する。そし