【水稲】出穂期前後の病害防除のポイント~いもち病と紋枯病~②
2026年06月05日



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イネ紋枯病
紋枯病は、前作の病斑上に形成された菌核が土壌中に落下・越冬し、第一次伝染源となる。菌核は代かき時に水面に浮上し、イネの株元に付着して発芽・感染する。常発地や前作で多発した圃場では菌核密度が高いので、代かき後の水
イネ紋枯病
紋枯病は、前作の病斑上に形成された菌核が土壌中に落下・越冬し、第一次伝染源となる。菌核は代かき時に水面に浮上し、イネの株元に付着して発芽・感染する。常発地や前作で多発した圃場では菌核密度が高いので、代かき後の水尻や畦畔付近の浮遊物を少なくするため、秋鋤きや深耕を行うとよい。
病斑進展で減収・倒伏へ
多肥・密植栽培は避ける
本病は、菌糸が葉鞘の表面あるいは内部を伝わって垂直方向に進展するほか、隣接株との接触や空中に伸びた菌糸によって、水平方向にも広がる。密植や過剰分げつにより株間の湿度が高まると発病が助長され、同時に周辺株との接触も多くなるため感染拡大しやすくなる。窒素の過剰施用も発病を助長するので、多肥・密植栽培は避ける。
病斑が第3葉鞘以上の上位葉鞘や穂まで進展すると減収につながることもある。さらに茎が弱くなり倒伏しやすくなることで、収量だけではなく米の品質にも悪影響を及ぼす。
紋枯病は高温多湿条件で発生が増加するため、夏期に高温や雨天が続くと予想される場合は早めの対策が必要である。例年、発生が多い圃場ではペンフルフェン剤やインピルフルキサム剤、フラメトピル剤など育苗箱施用剤を活用する。出穂期以降に高温多湿が続くと病勢進展が激しくなるため、本田での防除は幼穂形成期~穂ばらみ期にかけて、バリダマイシン剤、ペンシクロン剤、メプロニル剤、フルトラニル剤、フラメトピル剤などの水和剤や粒剤を散布する。
③へ続く








