地域で事業を続けるために、必要なこと、大事なことってなんですか。


 先日登壇させていただいたパネルディスカッションで、そのような問いがありました。もちろん経営技術的な、あるいは地域での行動など、小手先のあれこれはあるかもしれません。私もいろ

 大学生の頃、世田谷の馬事(こう)(えん)にあったTSUTAYAで、玉村豊男さんの『田園の快楽』に出会った。その頃の私はすでに、「田んぼは、お米をつくるためだけの場所ではない」と、どこかで感じていた。


 田んぼには、水があり、風があり、た

 農業者ごとに丁寧に聞き取り、所定労働時間を設定し、労働条件を決定し、就業規則を作成する。この「労働時間管理」が私にとって社労士として農業に関わる最重要な事項です。それは今でも変わっていません。


 農業に特化した社労士として活動し20年近くな

 ご存じのように、トヨタ方式の「カイゼン」は、すでに製造業界では広く活用されています。もちろん、工業と農業では違いはありますが、どちらも生産現場があり、社員教育が重要という点は共通しています。


 トヨタでは、「カイゼン」の手法を農業経営の現場

 9月、収穫の季節だ。しかしこの原稿を書く手が重い。


 お盆の最中、千葉県を未曾有の豪雨が襲った。線状降水帯が発生し、想定をはるかに超える被害となった。

 農家仲間のライスセンター、大型機械、収穫期目前の水稲や大豆が泥水に飲み込まれた。1年をか

 実態に合わせて月ごとに労働時間を設定することが難しいと思われる方もいるかもしれません。


 まずは、「月ごと」をフラットにして考えてみましょう。季節・時季で考えてみることが大事です。基本的に農業は「月ごと」に作業されることはありませんが、季節

 2002年(平成14)に法人化し、長男が就農した頃から、急激に農地集積のスピードが速くなりました。


 一方で、組合設立当初の組合員の方たちが高齢を理由にオペレーターを引退し、数年後、全員がいなくなった段階で雇用を始めました。


 雇用型への転換

 最近、地方で人口減少が加速していることから、周辺地域から生活拠点などを縮減する「スマートシュリンク論」が支持され始めています。私も、一定の人口減少に応じて既存の地域構造に見直しをかけること自体は必要だと考えています。しかし、シュリンク論の

 収穫は節目です。しかし、「今年もできた!」と喜んで終わりではありません。育てたにんにくをどう生かし、どんな商品に変えて、誰に届けるか。私はそれを「畑の先にある仕事」と呼んでいます。

 新商品「梅カツオにんにく」の始まりは、海外バイヤーからの

 前回、農業には時間管理が必要となることを述べました。それは、スマート農業やAI化が進み、生産効率が求められる、その尺度が「時間」であるためです。また、労働基準法の労働時間等項目が適用除外であるからこそ、という話をしました。


 もう一つ時間管

 2002年(平成14)、神扇機械化利用組合を㈲神扇農業機械化センターに改組しました。長男の就農を控え、世代交代と雇用型経営への転換を視野に入れた法人化でした。


 もともと組合員から出資金を募らず、事務所の敷地も船川家所有で、借入金も全額返済

 はじめに、このたび発生した熊本地震により、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。


 私が暮らす新潟県十日町市も、かつて中越地震を経験した地域です。そして私自身は、学生時

 この夏、北海道を旅した。アイヌの人々が大切に守り続けてきた森を歩き、ウポポイでは祈りの歌と踊りの響きに包まれた。縄文の遺跡に立ち、こんこんと湧き続ける水に触れた。深い森が雨を受け止め、その水をゆっくりと大地に蓄え、命を育む。その営みは、人

 前回、農業には特有の事情があり、あらかじめ日ごとの労働時間を設定するのは困難であること、時給であれば働いた時間を清算し、その分の賃金を支払えばいいと書きました。


 では、月給の場合はどうするのか、月の所定労働時間を決めればよいのです。 例え