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ゼミナール

現代農業を支えるJGAP④ (一財) 日本GAP協会 普及・広報部 前田悠平

2026年06月12日
     
月1回の面談で社員の成長を確認
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 茨城県境町で水稲や麦、ソバを栽培する㈱光ファームでは、JGAPを人材育成に活用しています。地域の農地を守ることを理念に規模拡大を進め、現在は延べ146㌶を社員8人で管理しています。

 正社員の雇用を始めた当初は、多くが農業未経験者であったこ

 茨城県境町で水稲や麦、ソバを栽培する㈱光ファームでは、JGAPを人材育成に活用しています。地域の農地を守ることを理念に規模拡大を進め、現在は延べ146㌶を社員8人で管理しています。

 正社員の雇用を始めた当初は、多くが農業未経験者であったこともあり、「何を目標に仕事を覚えればよいのか分からない」「教える人によってやり方が違う」といった課題がありました。また、ようやく育った社員が辞めてしまうこともあり、このままでは農地を守り続けられないという危機感がありました。

 そこで活用したのがJGAPです。光ファームでは、JGAPで求められる「作業工程の整理」や「役割の明確化」を、人材育成にも応用しました。必要な技能を洗い出し、「誰が、どの仕事を、どのレベルでできるか」を見える化しました。各評価項目を4段階で評価し、社員自身が目標を把握できるようにしました。

 さらに、人事評価に「GAPの徹底」を盛り込み、評価結果を役職や賞与にも反映し、月1回の面談で成長を確認しています。農業未経験で入社した社員がリーダーへ成長するなど、人材の育成と定着につながっています。

 「JGAPは仕事の教科書」。光ファームでは、JGAPを活用しながら、属人的な経営ではなく、仕組みで動く農場づくりを進めています。記録や整理は面倒な作業ではなく、人を育て、農場を次世代へ引き継いでいくための土台になっています。

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