2015年(平成27)の農業委員会の制度改正において、農地等の利用の最適化の推進に関する事務(法第6条第2項)が農業委員会の必須業務として位置付けられ、農業委員とは別に農地利用最適化推進委員が新設されました。
改正前は、農業委員が、委員会
農業委員会の役割・機能は大きく四つに分けられます。
第1は、農地パトロール・調査による地域の農業・農地に関する実態把握の取り組みです。
毎年行う農地の利用状況調査とその結果をもとに行う農地所有者などに対する利用意向調査は必要不可欠です。農
農業者の代表による自主的な行政関与
今年7月、全国の約3分の2の農業委員会で委員改選が行われました。今回から6回にわたって、「はじめての農業委員会」と題して農業委員会の制度や活動について紹介します。
農業委員会は1951年(昭和26)7月に
前回の最後に、人事制度はある程度自由に作ることができる、労働者のモチベーションが上がる制度を自由に考えましょう、と書きました。農業法人における人事制度に関して、大事な一つのポイントは、「農業は1年に1度の作業である」ことを踏まえる、という
雇用を始めて戸惑うのは、身内感覚で雇用を開始した農家だけではありません。法人であっても戸惑うことは多くあります。
法人となり、雇用を開始するときには、労災保険や雇用保険、社会保険ももちろん加入し、所定労働時間も決定し、労働条件通知書も作成
前回、人材の定着には「労務管理」を徹底することが大事だと言いました。しかし、徹底することがなかなか実践できない事情が農業にはあります。
それは、これまで何度も書いた労働時間と農作業時間のずれです。所定労働時間は契約する時間となりますが、天
農業者ごとに丁寧に聞き取り、所定労働時間を設定し、労働条件を決定し、就業規則を作成する。この「労働時間管理」が私にとって社労士として農業に関わる最重要な事項です。それは今でも変わっていません。
農業に特化した社労士として活動し20年近くな
実態に合わせて月ごとに労働時間を設定することが難しいと思われる方もいるかもしれません。
まずは、「月ごと」をフラットにして考えてみましょう。季節・時季で考えてみることが大事です。基本的に農業は「月ごと」に作業されることはありませんが、季節
前回、農業には時間管理が必要となることを述べました。それは、スマート農業やAI化が進み、生産効率が求められる、その尺度が「時間」であるためです。また、労働基準法の労働時間等項目が適用除外であるからこそ、という話をしました。
もう一つ時間管
今日、多くの農業経営では変形労働時間が導入されていると思います。ただ、純粋に労働基準法に定める変形労働時間制を導入しているところは少ないのではないでしょうか。雨が降って播種の時期がずれれば収穫が数週間ずれ込む、水温が15度以上にならないと
前回、生産者からの「雇用するなら仕事を作らないといけない」という言葉に引っ掛かったという話をしました。農業は、季節による繁閑の差が大きく、冬になれば農作業そのものが少なくなり、仕事がない時期もあります。雇用していたらそんな時どうするのか、
皆さん、ハインリッヒの法則をご存じでしょうか。労働災害の分野で最もよく知られている事故の発生確率に関する法則です。2024年、農作業中死亡事故数は287人でした。
死亡事故というのは、もっとも悲しい事故で、これ以上のものはありません。この
前回書いたように、農業経営において、何とか社労士としてかかわれないかと考え始めて、最初に取り組んだことが「労災加入」を勧めることでした。
労災保険制度を農業者に勧めるには二つのアプローチがありました。①雇用しているところに向けての通常の労
1995年(平成7)3月末、大学を卒業した6日後、父が他界し、家業であった「集荷業」を継ぐこととなりました。
地元(京都市南区上鳥羽)の農家が作る野菜を集めて、市場に出荷するという仕事で、業務といえば地元の農家まわり、卸売市場との橋渡しと









