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ゼミナール

現代農業を支えるJGAP② (一財) 日本GAP協会 普及・広報部 前田悠平

2026年05月29日

 JGAPに関心はあっても、「何から始めればよいのか分からない」「取得までが大変そう」と感じている方は少なくありません。実際には、最初から完璧な農場を求めるものではなく、自分の農場を見直し、改善を積み重ねていくことが基本になります。

 まずは

 JGAPに関心はあっても、「何から始めればよいのか分からない」「取得までが大変そう」と感じている方は少なくありません。実際には、最初から完璧な農場を求めるものではなく、自分の農場を見直し、改善を積み重ねていくことが基本になります。

 まずは、日本GAP協会のホームページから、JGAPの基準文書である「管理点と適合基準」を入手し、自分の農場と照らし合わせながら確認していきます。進めていくと、「人によって作業方法が違う」「ルールが口頭だけになっている」「記録が残っていない」といった課題が見えてきます。一方ですでにできている部分が多いことにも気づくでしょう。その後は農薬管理や記録整理など、順をおって一つずつ整えていくことが重要です。

 また、日本GAP協会の研修を受講し、JGAPの考え方や管理点の読み方、農場管理の進め方などを学ぶことも近道です。JGAP指導員の支援を受けることもできます。必要な取り組みを進めて審査を受け、認証取得となります。

 実際に取り組むと、農場の状態が見えやすくなります。作業手順や責任分担が整理され、従業員への教育もしやすくなります。農薬の使い間違い、異物混入、労働事故などのリスク低減にもつながります。作業や結果を振り返ることで改善点を見つけやすくなり、経営の安定化につながります。

 JGAPは、取引先や消費者からの信頼向上にもつながります。近年は、食品安全だけでなく、環境や人権への配慮を重視する企業も増え、輸出や取引の場では、第三者認証が求められるケースも増えています。

 JGAPは、農場運営の改善だけでなく、自分たちの取り組みを取引先へ伝え、新たな取引や信頼の強化につなげる手段にもなります。これからの取引拡大に向けて、JGAP取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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