先日、友人が「スローライフなのかどうか少々疑問」と書いていた。ニシンのサンショウ漬けや紅しょうがづくり。季節の恵みを追いかけるような暮らしの投稿に、思わずくすっと笑いうなずいてしまった。

 わが家も同じ。田植えも半ばを過ぎたころ。里山にも目

 6月、田植えが終わる。あの息をのむ忙しさが(うそ)のように、田面に静寂が戻る。とはいえ農家に休息などというものはなく、初期除草に水管理、畦畔の草刈りと、地味だが決して手を抜けない作業が続く。水1㌢の差が収量を左右する。この季節の農家は、

収穫のピーク

 にんにくの収穫は毎年4月から5月にかけて行います。今年もその季節がやってきました。鹿児島の畑では今、収穫のピークを迎え、朝から晩まで土と向き合う忙しい日々が続いています。昨年10月に植えたにんにくは、冬の寒さに耐え、春の暖かさ

アルペンルート走ったトロバス

 みなさんはトロリーバスをご存じであろうか。ほとんどなじみの無い乗り物と思うが、架線から電気を受けて走る電気バスのことである。

 農園のある立山のアルペンルートでは、山中を通るトンネル区間で、日本で唯一のトロリーバ

春の田で感じること

 春の田んぼに立つと、あらためて、いのちの美しさに心が動かされる。本当は、ずっとそこにあったはずの景色。けれど、日々の忙しさの中で、感じる余白を持てずにいたことにも気づかされる。

 田んぼに流れこむ豊かな水。水のきらめき、や

一人土地改良区として、本質を掘る


心血注ぎ「原資」を改良

 5月、周囲の田に水が入り、早苗が整列し始めると、私の「乾田直播」は異様な景色の中に置かれる。

 周囲と逆行し、乾いた土に種をぶち込む。この「じかまき」は、決して効率を追うだけの近道ではな

にんにくの生産・加工・販売

 はじめまして。鹿児島でにんにくを育て、加工・販売まで手がけている横山です。

 私が農業の道に入ったきっかけは、父の背中でした。もともとは東京で2人の子どもを育てながら生活していましたが、鹿児島に帰省した際、家庭菜園

稲の育苗 

 4月に入り本格的に農作業がスタートした。農園の田んぼ仕事もあるが、この時期最大の仕事は稲の育苗である。

 白雪農園では地域の農協から委託を受けて、芽出し後の育苗管理をしている。

 当初は800枚からスタートしたが、地域で育苗を引き受

彼との縁

 この春、一人の若者がこの地を離れる。

 地域おこし協力隊としてこの地に関わってくれた彼との付き合いは、まだ学生だった頃、今から10年前にさかのぼる。あの頃から、たくさんの人をここへと連れてきてくれた。そして、農泊をイメージできたのも

 2026年、4月。種まきの準備で腰を伸ばす暇もないこの季節、日本の農業界を「三菱マヒンドラ農機、廃業」という激震が駆け抜けた。私たち農家にとって、農機メーカーは単なる機械の売り手ではない。二人三脚で苦楽を共にしてきた、切っても切れない相棒