Home

連載

つれづれ農日記

薫のにんにく通信 ㈱横福 鹿児島市・横山薫氏

2026年05月29日

収穫のピーク

 にんにくの収穫は毎年4月から5月にかけて行います。今年もその季節がやってきました。鹿児島の畑では今、収穫のピークを迎え、朝から晩まで土と向き合う忙しい日々が続いています。昨年10月に植えたにんにくは、冬の寒さに耐え、春の暖かさ

収穫のピーク

 にんにくの収穫は毎年4月から5月にかけて行います。今年もその季節がやってきました。鹿児島の畑では今、収穫のピークを迎え、朝から晩まで土と向き合う忙しい日々が続いています。昨年10月に植えたにんにくは、冬の寒さに耐え、春の暖かさを受けながら、約8カ月かけてじっくり育ってきました。土の中で長く過ごす作物だからこそ、一番大事なのは土づくりだと日々実感しています。水はけや栄養、有機物のバランスを整え、手間をかけ育てたにんにくが土の中から顔を出す瞬間は、何度経験してもうれしいものです。

 新にんにくは水分をたっぷり含み、この時期にしか味わえない特別なおいしさがあります。おすすめは「にんにくのホイル焼き」。ばらしたにんにくにオリーブオイルをかけて包み、トースターで焼くだけで、ほくほくの一品に仕上がります。塩を少しつけて食べるのが農家の一番の楽しみ方です。

 4月中旬、フランス・パリの店舗にて店頭販売を行いました。弊社の商品は3年前から現地での取り扱いが始まっていましたが、実際に私自身が店頭に立つのは今回が初めてのことでした。

貴重な経験

 現地のお客さまと直接コミュニケーションを取りながら商品を手に取っていただく中で、日本とはまた違った食の価値観や興味の持たれ方を肌で感じることができ、大変貴重な経験となりました。

 さらに翌週、スペイン・バルセロナの「Seafood Global Expo」に出展し、世界中のバイヤーが集まる中で日本の食の魅力を実感しました。そして何よりも、にんにく加工品の需要があると、現場に足を運んだからこそ確信を持てました。

 6次産業に取り組む中で、自分たちの手で価値を伝えていけることにやりがいを感じています。日本の農業の魅力を国内外に届けていきたい。これからもおいしくて安心して食べてもらえるにんにくづくりを続けていきます。

◇次回は6月26日付

有料会員に登録すると会員限定の有料記事もお読みいただけます