私は農業を専門に撮影する日本唯一の「農業カメラマン」だ。しかし実は元・野菜嫌いで、克服したのは社会人になってから。約15年勤めた農業会社の広報として野菜を撮っていた時、普段知ることのない食の裏側、栽培過程を見たことでいつしか農業への興味か

 農業者の高齢化や担い手不足が進む中、農地をどのように維持し、引き継いでいくかが課題となっている。愛知県豊橋市では農地の情報を地図上で可視化する「未来の農地マップ」を導入し、農地集積や地域計画の作成に活用している。現状と課題、そして新たな取

「京都農業経営塾」で若手経営者を支援

 京都府農業会議(栗山正隆会長)は、府農業をリードする若手農業経営者を支援するため、府と連携して2018年度から「京都農業経営塾」を開講。卒塾生は各地で活躍している。


〇強み弱み整理し経営理念磨く 実現に向けた道筋も計画化 

 府農業会議が実施する京都農業経営塾は、1年間に八つの講座と個別相談を受けられる、経営者の育成に特化した塾。コロナ禍による中断もあったが、すでに1期生から7期生まで70人が塾を卒業した。卒塾生は「企業的農業経営者」として府内各地で活躍している。

 経営塾の講座は、座学とグループ討論を通じて受講生が自分の強みと弱みを整理し、各自の経営理念を磨き上げる。それとともに、財務管理や労務管理について学び、今後の事業計画を策定するカリキュラムがある。

 経営理念の確立に向けては、過去に経験したできごとを何度も振り返り、データを分析。その際の改善策を考え、経営者として進む方向を明確にしていく形で進める。

 「農業を通じた社会の幸福の増進をめざす」「社員と家族の幸せを考え、顧客の要望に応える」などの経営理念を決め、その実現に向けた道筋も事業計画に落とし込む。

 そのために、自身の生産物の販売先や消費者からの評価、購買者の属性などを把握。販路に応じた生産や雇用による労働力確保を検討し、数年先までの事業計画を組み立てる。


〇卒塾生の多くが各地で活躍 悩み相談しレベルアップも

 経営塾には、農業改良普及センターなど関係機関の職員が企画段階から参画し、受講生への声かけから、研修後のフォローまで行っている。塾生は、充実した個別相談を活用して、短期間で経営者としての能力を高め、経営計画を完成させて巣立っていく。

 卒塾生の多くは、府の指導農業士や青年農業士、府農業法人経営者会議の役員として府内各地で活躍している。

 年1回の「OBの集い」では、新旧の卒塾生が交流し、悩みを相談しあう。さらに、塾で作成した経営計画を発展させてレベルアップした経験を先輩から後輩に伝えるなど、府農業の未来を担う仲間のネットワークとして機能している。

 多くの卒塾生が、「自分の経験を後輩に伝えて、みんなに成功してほしい」と願い、知り合いの若手農業者に経営塾の受講を呼びかけている。

 (一社)女性狩猟会里山アップサイクル(和歌山市)では、捕獲された有害鳥獣の毛を有効活用しようと、筆に加工する取り組みを進めている。作った筆は同社が力を入れる小中学校への出前授業に活用。手で触れて動物ごとの毛質の違いを感じてもらったり、絵筆

 農水省の発表によると、日本では主な化学肥料の原料である尿素、リン安(リン酸アンモニウム)、塩化加里(塩化カリウム)は、ほぼ全量を輸入している。輸入の主な相手国は、尿素はマレーシア、リン安は中国、塩化加里はカナダに偏在している。

 しかも尿素

 2000年代には、全国の小学校の約8割にも広がった農業体験学習。しかし、教員の多忙や教育改革に伴う授業内容の増加などを背景に、農業体験学習の実施率は減少、実施している学校でも時間や予算確保が困難であるために内容が縮小しています(本連載第3

 農水省が2025年度に新たに創設した「農作業安全表彰」制度(ことば参照)。最高位の農産局長賞に、新潟県立村上桜ケ丘高校農業科GAP班(生徒6人)の農作業事故ゼロの取り組みが選ばれ、今年2月に農水省内で表彰された。生徒がアンケートをとってト

 真夏の最高のデザートは、真っ赤なスイカと甘~いメロンではないでしょうか? 特にネットメロンは、甘さ、香りとともに肉厚な果実はまさに真夏の女王です。メロンは、従来北アフリカから中近東周辺の原産地とされていましたが、最近の研究によって、「イン

 沖縄県竹富町の九つの有人島の中で最大の島・西表島は、動植物の多様性から2021年に世界自然遺産に登録され、「東洋のガラパゴス」と呼ばれる。天然記念物のイリオモテヤマネコが生息する島としても知られている同島で、家族経営を行う㈱寿果樹園(上林

 ソリマチ㈱(東京都千代田区)は農業経営者向け会計ソフト「農業簿記13」=写真=を4月22日に発売した。

 2026(令和8)年度の税制改正大綱に基づく、青色申告特別控除の見直し要件に対応。改正前の65万円控除に加え、27(令和9)年分申告の

 ㈱新曜社(東京都千代田区)はこのほど、「脳と心はどこから来たか」(著者=実重重実)=写真=を刊行した。

 脳や心というものには、誰もが関心を持っているが、脳の構造や機能は複雑すぎて簡単には理解がしにくい。著者は、脳や心を理解するためには、生

〇中東情勢で値上げラッシュ再加熱 AIにはできないマーケティング戦術も


 2022年に始まった食品の値上げラッシュだが、今年3月の値上げは684品目で、前年同月比約7割減と一服感があった。しかし翌月は2798品目に急増。中東情勢などによる燃料

〇第1回備蓄米入札は低調に終了 2回目以降の応札意欲は?


 4月14日に行われた2026年産政府備蓄米の買入入札(第1回)は、買入予定数量20万7521㌧(優先枠18万㌧、一般枠2万7521㌧)に対し、落札数量1万1710㌧(落札比率5.6%

薬なしでも被害ゼロ

 近年、全国でジャンボタニシが大問題になっている。田植え後のイネをどんどん食べるので、まるでそこだけ植えていないかのようにイネがなくなってしまい、補植が必要になったりする。タニシの捕獲や退治も大仕事だ。

 兵庫県の瀬戸内地域

 

 農研機構(茨城県つくば市)は今年3月、ダイズの生育中の環境条件から、「青立ち」と「裂皮粒」の発生リスクを予測するAIモデルを開発したと発表した。

 青立ちは、(さや)が熟しても茎や葉が枯れずに残る生育障害。茎や葉に水分が多く残るため、コ