労災保険法等の一部を改正する法律案が、10日の参議院本会議で可決・成立した。改正により、2031年度までに従業員を雇用するすべての農業経営体に労災保険への加入が義務付けられる。農水省によると、約20万経営体が新たに義務化の対象となる見込み

 「樫山農業で世界を幸せにする」――。これは徳島県小松島市の ㈲樫山農園の経営理念だ。社員が仕事に誇りを持ち、耕作放棄地の受け皿となって地域と共生、農業を守っている。代表取締役社長の樫山直樹さん(47)は高糖度のフルーツトマトと水稲、コマツ

 西脇市農業委員会(宮崎隆会長、77)では、「地域の農地は地域で守る」をモットーに、市と連携して市内52集落で地域計画を策定した。現在は新たな担い手が誕生するなど、計画の実現に向けて活動している。


 同市では、最高品質の酒米「山田錦」や高級和牛として有名な黒田庄牛をはじめ、イチゴ・施設野菜などの農畜産物の振興を進める。しかし、他の地域と同じく、農家の高齢化や担い手不足による耕作放棄地の増加が課題だ。

 宮崎会長は、2016年に地元集落での「人・農地プラン」を推進して以来、「地域の農地は地域で守る」をモットーに農地利用の最適化などの農業委員会活動を進めてきた。

 人・農地プランを推進する中では、300年以上の歴史を誇る愛知県名古屋市の酒造会社が同市に農業法人を設立。市内の農地で山田錦の自社栽培をすることになった。

 また、地域計画の話し合いを進めた際、地元の建設会社が耕作放棄地で水稲栽培をスタートさせることになり、新たな担い手が誕生している。

 宮崎会長は「地域計画で担い手を明確化した。新たな取り組みも始まっており、大切な農地を次の世代に伝えていきたい」と笑顔で語る。


 同市住吉町で建設会社「㈱今村建設」を営む今村(かなめ)さん(48)は、農地利用最適化推進委員の竹谷保夫さん(72)から声をかけられ、24年に新たに「㈱奥畑アグリラボ」を設立。農業参入を決めた。住吉町地区内の耕作放棄地を含めた2・1㌶を同社で取得し、本業の重機を活用して水路などを復旧、25年から水稲を栽培している。

 竹谷推進委員は、「20年以上も前に営農組合が解散し耕作放棄地が問題になっていた。解決するには、まず農地を元に戻す必要があり、建設会社を営む若い今村さんに声をかけた」と話す。

 今村さんは、兄の勝豊(かつとよ)さん(50)や弟の君人(きみひと)さん(45)、建設会社の社員とともに、山間部に広がる耕作放棄地の整備からスタート。長年放置され、大量の土砂に埋もれた水路の復旧や、効率的な農作業を実現するための法面も補修した。 

 今村さんは「現時点で農業だけで採算を取るのは難しい。しかし本業の重機も活用し、兄と弟、社員と協力して、継続可能な農業経営を図りたい」と話す。

 君人さんも「生まれ育った地域のために兄弟と社員で農地を守っていきたい」と抱負を語る。

 同社が農業に参入した経緯には、地域計画の策定を進める際の農業委員会をはじめとした周囲の人々の働きかけが大きい。地域計画の実現に向けて、同市でスタートした「新たな取り組み」に期待が集まっている。

 標高750㍍にある群馬県昭和村の㈲農園星ノ環(ほしのわ)(星野高章代表取締役社長、51)は、人手不足解消と農産物の販売促進をめざし外国人技能実習生や特定技能外国人を受け入れる。能力発揮の機会をつくり、帰国後の起業に備えた「自立型人材の育成

 積水ソフランウイズ㈱(東京都千代田区)は、牛舎などの農畜産施設用の暑熱対策に効果のある金属複合断熱パネル「ガルダン」=写真=を販売している。  

 同パネルは施設の屋根や壁、天井用に開発された鋼板と断熱材が一体となった複合パネル。シンプルな

 先日農家さんとの会話で、写真の相談をされた。晴れた日に畑で野菜を撮ろうとすると影が邪魔をして、画面が真っ暗になるという。その写真を後から明るく補正するのが面倒な上、きれいな野菜の色が出せず困っているとのこと。


 「撮影」とは「影を撮る」と書

 温暖化は農業に大きな悪影響を与えています。果樹生産でも、果実の着色不良や日焼け、発芽不良の発生など、挙げればきりがありません。水稲や主な野菜は北海道から九州まで広い範囲で育てられますが、果樹はそうはいきません。栽培に適した温度範囲が限られ

 栃木県の市貝町オリーブ協議会(小塙美以会長、70)では、耕作放棄地の解消対策にオリーブを導入、栽培や活用に取り組んでいる。


〇オリーブは議会の提案きっかけ


  「オリーブなら女性でも耕作放棄地の解消と景観の保護、特産品の創出に貢献できるのでは

 食品の値上がりが続く中、小売業界では安さが強みのPB(プライベートブランド)商品が売り上げ好調だ。大手スーパーのイオンでは、「トップバリュ」の今期売り上げ目標が前年比1割増と、大幅増を見込む。


 PB商品は中間マージンが省かれるなどの理由で

 7月も中旬となり、2025年産米の取引も終盤戦となっているが、在庫整理や換金目的の処分売りが止まらず、相場は全面安となっている。

 秋田あきたこまちや宮城ひとめぼれは1等産地置場1万9000円まで下落し、新潟一般コシヒカリも同水準。関東コシ

 ◆材料(4人分) 温かいご飯600㌘、タマネギ½個、枝豆さや付き1袋200~250㌘、ニンジン小½本、むきエビ200㌘、片栗粉大さじ1、A(塩・コショウ・酒各少々)、バター大さじ2、B(塩小さじ⅓、コショウ少々、崩したチキンコンソメ½個(

 新渡戸稲造は1862年、盛岡に生まれ、札幌農学校で農業を学んだ。アメリカ留学を経て母校の教授をしながら北海道庁の技師として泥炭地開発に従事した。当時石狩平野の湿地である泥炭地では木の葉など有機物が酸素不足のため分解されずに堆積していて土壌

 営農型太陽光発電設備は、単管パイプで組まれた架台に太陽光パネルを固定する藤棚式のものが一般的なイメージではないだろうか。これは、まさに簡易な構造で、容易に撤去できる支柱を立てて上部空間に太陽光パネルを設置するという定義どおりの営農型太陽光

 ベカナはアブラナ科の中でも「サントウサイ」などとも呼ばれているもので、半結球のハクサイの仲間です。いわゆる「漬け菜」として利用されています。堆肥を多く含んだ有機質の土を好み、害虫などの発生が多いので、対策を立てて栽培する必要があります。


 

 秋田県鹿角地域で栽培される桃は、冷涼な気候を活かし、じっくり生育される。そのため全国の産地の中で最も出荷が遅く、主要産地の山梨県より1カ月、福島県より2週間ほど後に収穫・出荷される。この特徴から「かづの北限の桃」としてブランド化した。JA