㈱NTT イードローンテクノロジー(埼玉県朝霞市)などはこのほど、鳥獣害や高病原性鳥インフルエンザ対策のためのレーザー搭載型国産ドローン「BB102」を開発した。自動航行により、追い払いに伴う労力や時間的負担を軽減する。動きながら侵入経路

 千葉県大網白里市のOffice try(敦賀智行代表、60)が開発した、臭いで害獣を寄せ付けない「ガーデストPro」が販売実績を伸ばしている。動物が本能的に嫌う焦げた臭いを発する液剤で、穴の開いた容器に入れ柵などにつるして使用するもの。購

 宮城県の牡鹿半島ニホンジカ対策協議会(事務局=石巻市ニホンジカ対策室)は、「シカ対策マニュアル」を作成している。石巻管内ではニホンジカの生息数や分布域が拡大。被害も増加傾向で、2024年の農業被害額は1200万円を超え、森林への(はく)

 ツマアカスズメバチは、南アジア、東南アジア、中国南部に広く分布しているスズメバチである。世界に12の亜種が存在しており、2000年代に入り、中国南部からインド北東部原産の亜種が韓国やヨーロッパをはじめ世界各地に侵入し、まん延した地域ではさ

 ヌートリアは動物園の人気者のカピバラに似た、水辺に住む巨大なネズミだ。東日本ではなじみのない動物かもしれない。しかし西日本では、所によっては農家の最大の悩みの種となっている。


 ヌートリアは南米原産で体重は5㌔を超える。ずんぐりした体でノソ

 2024年5月、茨城県において、ある動物の目撃情報提供および捕獲に関する褒賞金制度が創設された。その動物とは、特定外来生物のキョンである。


 キョンは中国東南部や台湾を原産とするシカ科の動物で、見た目はシカに似ているが、体の大きさは中型犬ほ

 リスといえば「かわいい」「森のアイドル」といった好印象を持つ人が多いだろう。しかし、特定外来生物であるクリハラリスによる被害は「かわいい」とは言い難い。


 アジア南部原産のクリハラリスは、観光施設における展示動物としてよく利用され、いわゆる

 2024年度、アライグマによる農作物被害金額は6億円を超えた。トップのシカ(78億円)には遠く及ばないものの、獣類の中では4位にランクイン、00年度からの24年間で被害金額は実に19倍に激増、3位のサルとの差はもうわずかだ。


 アライグマは

 国内外を問わず、本来分布しない地域から侵入した生物は、「外来種」と呼ばれ、これらはもともといた在来種や環境に大小さまざまな影響を及ぼす。在来種を捕食したり、生息・生育環境や食物を奪い合う「競合」や、近縁の在来種と交雑し、自然下では生じ得ない雑種ができたりする「遺伝的かく乱」が起こったり、強い毒などによる人体への影響や、農業や漁業に対し被害を与えたりするものもいる。外来種は、これまで繊細なバランスのもとに成り立ってきた生態系へ影響を与え、生態系以外にも人体や農林水産業まで広く影響を及ぼす。ただし、すべての外来種が悪い影響を及ぼすわけではなく、侵入した環境に大きな影響を与えずに順応する生物もいる。


 外来種の中でも「特定外来生物」は、外来生物法において海外由来の外来種である「外来生物」であり、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、または及ぼすおそれがあるものの中から指定される。2026年5月末時点で、アライグマやヒアリなど、162種類が特定外来生物に指定されている。指定された生物は、①飼育、栽培保管および運搬が原則禁止②輸入の原則禁止③野外へ放つ、植えるおよびまくことが原則禁止④許可を受けて飼養等(飼育、栽培、保管および運搬のこと)をする場合、特定外来生物ごとにあらかじめ定められた特定飼養等施設内のみでしか飼養等ができない――といった厳しい規制がかかる。例えば、特定外来生物を野外で捕まえた場合、生きたまま持って帰ることは運搬に該当し禁止されている。ただし、その場ですぐに放すことは規制の対象とはならない。

 

 特定外来生物は、その影響の大きさから、防除の取り組みや、より効果的、効率的な防除手法の研究がされている種類もいる。外来種被害を予防するためには、入れない・捨てない・(ひろ)げないの外来種予防3原則を心にとめ、私たち一人一人にも適切な対応が求められる。

 東京都大島町(伊豆大島)はシカ科の特定外来生物・キョンの増え過ぎた生息数を減らし、自然生態系への影響を最小限に抑える駆除対策を進める。都環境局は、島民と協力し捕獲を強化して根絶を最終目標に掲げる。

 キョンは、中国南部や台湾原産の小型哺乳類

 北海道電力㈱(札幌市)は、臭いで害獣を寄せ付けない忌避液剤「REPEL(リペル)」=写真=を開発し、4月から販売を始めた。臭いの主成分は、ライオンやトラ、ヒョウなど肉食動物のふんにも含まれるジメチルジスルフィド。実証実験ではエゾシカの出現

 カワダさんは新しい鹿皮紙作りや鹿皮利活用を促進するため、さまざまな用途開発もしている。

 鹿皮紙は、文字を記したり絵を描いたり、封筒や箱を形作るなど、紙のような使い方ができる。さらに、透過性や()()性を活かしたランプシード、熱を加

 ニホンジカ皮でできた羊皮紙「鹿皮紙」をご存じだろうか。鹿の皮を紙状にしたもので、皮が持つ本来の強度を保ちながら、紙のように誰にでも扱うことができる日本で生まれた新素材だ。羊皮紙の伝統製法と日本の皮革技術を融合させて作られている。

 この鹿皮

 農研機構はこのほど、環境DNA(水中や土壌など環境中に存在する生物由来のDNA)分析を用いたアライグマの判別手法を開発した。簡単、迅速に判定できる手法でアライグマの早期捕獲やアライグマに適した被害防止対策が可能になる。分析費用が抑えられ、

 野生鳥獣被害を減らすための具体策として、

①適正な個体群の管理(箱わな、囲いわなによる鳥獣の捕獲・駆除、センサーカメラ、ドローン、AIを活用した鳥獣追跡システムによる出没情報の見える化)

②鳥獣の侵入防止(電気柵などの設置)

③生息環境の管理(