【25年度鳥獣対策優良活動表彰】GreenPeace平戸ファクトリー


捕獲した猪の引き取り、自社での食肉加工処理、ジビエ肉の商品化・販売まで手広く展開する長崎県平戸市の㈱GreenPeace平戸ファクトリー(市山宗代表取締役社長)。これらジビエ関連事業を「平戸いのしし NEW GIBI
捕獲した猪の引き取り、自社での食肉加工処理、ジビエ肉の商品化・販売まで手広く展開する長崎県平戸市の㈱GreenPeace平戸ファクトリー(市山宗代表取締役社長)。これらジビエ関連事業を「平戸いのしし NEW GIBIER PROJECT」と位置づけ、農作物被害対策に貢献し、高齢化する猟友会を支援するとともに地域の雇用創出にも一役買っている。
同市で猪が初めて捕獲されたのは1998年のこと。以降、捕獲数は爆発的に増加し、2016年には過去最高の約5600頭に達し、農作物被害も深刻化していった。
「平戸の農家を救いたい、農業を再生させたい」。そんな思いからプロジェクトが立ち上がった。めざしたのは農家を困らせる猪を単に捕獲・処理するだけなく、食肉として加工・販売まで行う6次産業モデルだ。
同社では捕獲した猪の持ち込みは基本的に禁止。猟師から連絡を受けた社員が現場に駆けつけ、生きていることを確認した上で止め差し、放血し、自社工場の平戸ファクトリーへ輸送する。食肉加工処理は独自衛生マニュアルを設けて定期検査を行うなど、衛生管理には細心の注意を払う。
同社は同市で捕獲された猪の15%程度を処理しており、24年は成獣3392頭のうち631頭を処理。25年は約1千頭まで拡大した。
取り扱い商品は「平戸いのしし」として地域ブランドを確立した。百貨店やオンライン、飲食店向けに精肉、加工品=写真、カレー、ふるさと納税向けのセット商品など、多様な商品を販売しており、インターネット、専門誌、テレビ、各種イベントなどを通じたPR活動にも積極的だ。
同社ゼネラル・マネジャーの山口龍一郎さんは「食の資源である猪を最大限活用して地域の活性化につながる事業展開ができるよう、今後ともがんばりたい」と話す。








