ある百姓の村づくり 白雪農園・エコビレッジ立山村 富山・立山町 坂口創作氏


稲の育苗
4月に入り本格的に農作業がスタートした。農園の田んぼ仕事もあるが、この時期最大の仕事は稲の育苗である。
白雪農園では地域の農協から委託を受けて、芽出し後の育苗管理をしている。
当初は800枚からスタートしたが、地域で育苗を引き受
稲の育苗
4月に入り本格的に農作業がスタートした。農園の田んぼ仕事もあるが、この時期最大の仕事は稲の育苗である。
白雪農園では地域の農協から委託を受けて、芽出し後の育苗管理をしている。
当初は800枚からスタートしたが、地域で育苗を引き受ける農家が減少。年々引き受け枚数が増加し、今年は8棟のハウスで4800枚を預かっている。
準備となるビニールハウスの立ち上げでは、地域の農業仲間10人ほどを動員して総出で作業する。一方、苗を預かる1カ月半の間は、水を切らさず苗を焼かないために、ほとんど外出できない。また、春の富山では、毎年爆弾低気圧による暴風がハウスを襲い、時にはビニールの張り直しとなることもある。人手もいるし、神経も使い、大変な時もある。育苗農家が減っているのは仕方がない面もある。
大きなやりがい
しかしながら、この仕事には大きなやりがいがある。
地区の農協苗6千枚のうち8割を預かっており、まさに地域の農業を支えている実感がある。
特に行き先は、毎年ギリギリ稲作を続けている小さな農家さんがほとんど。営農継続の一助となっているであろう。また米を収穫する秋まで大きな実入りのない米農家にとって、貴重な現金収入でもある。
受け入れから旅立ちまで、3週間ほど灌水をしながらお世話。仕上がった苗たちを見送る際には、わが子を見送るような心もちで「立派に育てよ」とエールを送る。
秋には地域のあちこちで立派に実った稲穂の姿を見せてくれるであろう。
◇次回は5月22日付








