現代農業を支えるJGAP③ (一財) 日本GAP協会 普及・広報部 前田悠平
2026年06月05日


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茨城県坂東市でニンジンを生産するフクトモ㈱坂東農場では、JGAPを活用した農場管理に取り組み、販路拡大につなげています。かつては、「GAPは農家の敵」と感じていたといいます。「畑を知らない人が書類ばかり求める」。そうした印象を持っていたか
茨城県坂東市でニンジンを生産するフクトモ㈱坂東農場では、JGAPを活用した農場管理に取り組み、販路拡大につなげています。かつては、「GAPは農家の敵」と感じていたといいます。「畑を知らない人が書類ばかり求める」。そうした印象を持っていたからです。しかし現在、JGAPは経営を支える重要な仕組みになっています。
転機は、大手商社との商談でした。市場出荷では価格を自分で決めにくく、費用をかけても収支が安定しない。一方、商社との取引では、品種や出荷時期、規格を事前に調整できるため、計画的な経営につながります。その商談の中でJGAP取得を推奨されました。
認証取得に取り組む中で、「農場が見えるようになった」といいます。外国人技能実習生や福祉施設利用者など、多様な人材が作業に関わっているため、収穫や選別工程では色分けや表示を活用し、誰が作業しても同じ品質になるよう工夫しました。作業内容や責任分担を整理し、問題発生時も原因を特定できるようになり、改善につなげやすくなったほか、農作業事故リスクの低減にもつながっています。
取得後、販路は大きく広がりました。同農場のニンジンは大手コンビニ向けの野菜スティックや有名テーマパークでも扱われています。
「JGAPは通行券」。認証によって、農場管理や食品安全への取り組みを客観的に示せるようになり、取引先との信頼構築につながっています。








