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外国人材が見る日本④ ウズベキスタン 関係強化進め受け入れ増へ

2026年06月05日
     
市場には日本になじみのある食材も並ぶ
同国の名所・レギスタン広場。「青の都」と呼ばれ観光にも力を入れている
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 中央アジアに位置するウズベキスタンは、海に出るために二つの国境を越える必要がある世界に2カ国しかない「二重内陸国」の一つである。その国土は乾燥した大陸性気候に属し、アムダリア川やシルダリア川の水を利用した灌漑農業が発展している。特に「白い

 中央アジアに位置するウズベキスタンは、海に出るために二つの国境を越える必要がある世界に2カ国しかない「二重内陸国」の一つである。その国土は乾燥した大陸性気候に属し、アムダリア川やシルダリア川の水を利用した灌漑農業が発展している。特に「白い金」とも呼ばれる綿花の生産が盛んだが、近年は小麦や野菜、果樹栽培にも力を入れている。


礼儀正しくまじめな国民性 

 ウズベキスタン人は勤勉で礼儀正しくまじめな国民性であるため、近年、日本との関係強化も進んでいる。今後5年間で、日本へ多くの特定技能人材を送りだすことをめざす大規模な官民プロジェクトも行われている。

 ウズベキスタン農業省技術移転局によると、同国の平均年齢は約29歳と非常に若い一方で、国内における若年層の雇用確保が課題となっている。そのため、優秀な若い人材を積極的に海外へ送り出し、就労や技術習得を通じて経験を積み、将来的にはその知識や技術を母国の発展に還元してもらうことが期待されているという。

 中国やドイツではすでに短期のインターンシッププログラムが実施されており、参加者は就職を希望する国での生活や就労環境を事前に体験できる。そのため、就職後の具体的なイメージを持ちやすく、日本においても、同様の制度の導入が望まれている。


欧州の給与水準が基準に 

 全国農業会議所は昨年11月、同国で技能実習制度および特定技能制度に関する現地説明会・相談会を開催した。

 今回の説明会・相談会では、両国ともに前向きな姿勢が見られた一方で、参加した学生などからは給与に関する質問が多く、希望する月給は最低でも手取り20万円を超える水準だった。これは現在の主な送り出し先であるヨーロッパ諸国の給与水準が基準となっているためだ。

 これに対し、日本側の受け入れ機関からは、現実的には難しいとの声が多かった。説明会の質疑応答では、給与面のほか制度に関する基本的な質問が多く、日本に関する情報に触れる機会がまだ十分に整っていない現状が浮き彫りになった。

 今後、優秀な外国人材の受け入れをめざすためには、まずはこうした認識の差を埋め、改めて「選ばれる国」となることが求められる。


おわり

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