果樹の病害虫防除のポイント リンゴ編①(褐斑病)
2026年05月01日



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近年、温暖化の進行や極端気象の増加により、リンゴ栽培を取り巻く環境が大きく変わりつつある。高温・多湿条件を好む褐斑病や炭疽病が各地で多発し、従来の防除体系が効きにくくなる事例も増えている。さらに、薬剤感受性の低下が指
近年、温暖化の進行や極端気象の増加により、リンゴ栽培を取り巻く環境が大きく変わりつつある。高温・多湿条件を好む褐斑病や炭疽病が各地で多発し、従来の防除体系が効きにくくなる事例も増えている。さらに、薬剤感受性の低下が指摘されるナシマルカイガラムシの被害も拡大し、生産現場では病害虫管理の見直しが急務となっている。
地方独立行政法人 青森県産業技術センター
りんご研究所 病害虫管理部 平山和幸
夏季の重要病害であり、葉および果実に感染する。多発時には早期の黄変落葉や収穫後の果実でも発病がみられ、樹体衰弱や経済的被害を引き起こす。薬剤防除は「落花直後」から「落花20日後頃」にジチオカーバメート剤またはキノン剤を、「6月中旬」から「8月末」にフルタルイミド剤、ジチオカーバメート剤、クロロニトリル剤、ジチオカーバメート・MBC剤、ホスホナート・フタルイミド剤、ビスグアニジン・フタルイミド剤またはビスグアニジン剤のいずれかを散布する。
なお、前年の発生が多かった園地では「7月半ば」または「7月末」のいずれかに、感染後の発病抑制効果(治療効果)を有するテブコナゾール剤も使用することで、より高い防除効果が期待される。また、一次伝染源となる前年の被害落葉の除去など耕種的防除により菌密度の低下を図ることも重要な防除技術となる。








