「種が紡ぐ物語 後世に伝えたい」雲仙市・岩﨑政利さん
2026年05月29日


No items found.
種苗会社から種を買って栽培することが主流の中、自家採種を行い、40年にわたって多種多様な在来種の種を守り続けている雲仙市の岩﨑政利さん(76)=写真。
岩﨑さんはもともと慣行農法で多品目を栽培していたが、農業を続けられないほどの体調不良を
種苗会社から種を買って栽培することが主流の中、自家採種を行い、40年にわたって多種多様な在来種の種を守り続けている雲仙市の岩﨑政利さん(76)=写真。
岩﨑さんはもともと慣行農法で多品目を栽培していたが、農業を続けられないほどの体調不良を経験。その原因の一つとして農薬の影響を考え、有機栽培に転向した。
転向当初は病害虫対策に苦労し、収量が大幅に減少したが、土づくりをはじめとした試行錯誤を繰り返すことで、徐々に安定した収量を確保できるようになった。
有機栽培を続ける中で、病気に強く、安定した収量にもつながり、環境へ適応していく「種」に無限の可能性を感じた。そこで始めた自家採種が在来種への興味と種の保存活動に取り組むきっかけとなった。この取り組みは多くの人々の共感を呼び、直売所やレストランを開業するため移住する人もいる。
岩﨑さんは、種を次世代につなぐためには、「食」が重要だと考えている。「自分が育てた野菜を通じて、種が紡いできた物語と命の循環の大切さを多くの人に伝えていきたい。そして、地域活性化や在来種を守り続けるためにも、自家採種の輪を広げたい」と今後の展望を語った。








