次代担う獣医師を育成 曽於市の南九州畜産獣医学拠点 全国から学生ら集い実習
2026年08月07日
曽於市財部町の南九州畜産獣医学拠点(SKLV)は、地域における家畜の診療や飼養衛生管理を行う産業動物獣医師の育成と地域畜産の発展を支える拠点だ。鹿児島大学と同市が連携し、2024年に旧県立財部高校跡地に開設した産学官連携施設で今や全国の獣
曽於市財部町の南九州畜産獣医学拠点(SKLV)は、地域における家畜の診療や飼養衛生管理を行う産業動物獣医師の育成と地域畜産の発展を支える拠点だ。鹿児島大学と同市が連携し、2024年に旧県立財部高校跡地に開設した産学官連携施設で今や全国の獣医学生が集う実習拠点となっている。
同拠点では、旧校舎をリノベーションした講義室や宿泊施設(全28室)、牛・鶏・馬などを活用した実習施設を整備。臨床実習をはじめ牛の飼養管理や養豚生産管理システム、畜産飼料に関する研究を進めている。最大の特徴は、「学ぶ・実習する・食べる・泊まる」が一つの施設内で完結することだ。
今年5月までに全国から獣医学部生486人、獣医師研修生39人を受け入れた。参加した学生は「深夜の牛の分娩にも立ち会うことができ、自分の大学ではできない貴重な経験になった」と話す。
この拠点を運営する(一社)SKLVそおの荒武圭一事務局長は「近隣農場での研修も学生から好評。ここで学んだ学生が将来は全国の畜産を支える獣医師として活躍してくれることを期待しています」と力を込める。
産業動物獣医師の不足が課題となる中、SKLVには次代を担う人材育成拠点として大きな期待が寄せられている。
(曽於市農業委員会)










