【農声】塩谷町・畑福奈美さん 祖父母の野菜の味を未来へつなぐ
2026年08月14日
「祖父母が作る野菜は、スーパーのものとはまったく別物でした」と話す塩谷町地域おこし協力隊の畑福奈美さん=写真=は、農薬や肥料を使わない自然栽培で、固定種・在来種を中心に年間約80種類の野菜を育てている。
就農のきっかけは、
「祖父母が作る野菜は、スーパーのものとはまったく別物でした」と話す塩谷町地域おこし協力隊の畑福奈美さん=写真=は、農薬や肥料を使わない自然栽培で、固定種・在来種を中心に年間約80種類の野菜を育てている。
就農のきっかけは、祖父母から送られる野菜だった。畑福さんは、東京都新宿区で育ちながらも、季節ごとに届く採れたての野菜が、幼い頃から当たり前の存在だった。しかし、祖母が高齢で農作業ができなくなった時、「あの味はもう食べられない」と初めて気づいた。そうした記憶の積み重ねが、農業への道を歩むきっかけとなった。
現在は自家採種で栽培を行い、「種取りに後退はない。進化しかない」という師の言葉を胸に、畑とともに野菜を毎年育てている。
畑福さんは自然栽培だけが正しいとは考えていない。「日本の食を支えているのは慣行栽培の農家さんです。大切なのは、互いを否定するのではなく認め合うこと」と話す畑福さんは、地域の食文化と未来へつなぐ種を育て続けている。
畑福さんのインスタグラムはこちら。
(塩谷町・篠田一毅情報員)









