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コーヒーで義父から継いだ農地生かす 久喜市の東さん

2026年04月17日
     
初収穫後、新たに植えるコーヒーの木のラベルと東さん
収穫前のコーヒー豆と東さん
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 久喜市でコーヒー農園を営む東英雄さん(59)。リサイクル会社を経営する傍ら2024年から新たにコーヒー豆の栽培に挑戦している。1300平方㍍のビニールハウスにコーヒーの木を300本栽培。

 義父から受け継いだ農地の活用法を考えていた時に、農

 久喜市でコーヒー農園を営む東英雄さん(59)。リサイクル会社を経営する傍ら2024年から新たにコーヒー豆の栽培に挑戦している。1300平方㍍のビニールハウスにコーヒーの木を300本栽培。

 義父から受け継いだ農地の活用法を考えていた時に、農業イベントでコーヒー農園作りのプロジェクトを進める農業法人のブースに立ち寄ったことが栽培を始めるきっかけとなった。東さんは「日本でコーヒーの木が栽培できることを知ってわくわくした。県内で誰もやっていない農業に挑戦したいと思った」と当時を振り返る。妻にも相談したところ、日本でコーヒーを育てられることに驚きつつも「お父さんなら大丈夫」と背中を押してくれたという。

 コーヒー栽培を始めるにあたって特に苦労したのは、ビニールハウスなどの設備を用意することだった。栽培に必要な初期費用を試算すると4千万円を超えたという。このため中古のビニールハウスを自社の社員と共に移設をし、暖房機も離農する農家から安く譲ってもらうことで設備費用を800万円まで減らすことに成功した。

 24年に苗木を定植してからは台風でハウス内が冠水してしまうトラブルもあったが、26年1月には初めての収穫を迎えることができた。収穫した豆は販売せず、コーヒーの木を増やすための苗木として育てるという。

 今後について東さんは「埼玉県で収穫した豆からコーヒーの木をつくり、埼玉県産のコーヒー豆を販売したい。コーヒー栽培を通じて、若い人が農業をやりたくなるきっかけになりたい」と熱い思いを語った。

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