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つながり生かし、持続可能な農業事業モデルの実現めざす 名古屋市・中部電力

2026年07月03日
     
特別栽培米を栽培する水田で、犬飼さん(右)と桂川亨平さん
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 大手電力会社である中部電力㈱(愛知県名古屋市)は、新城市(しんしろし)内の中山間地で、2025年から水稲の節水型乾田直播の本格的な実証に取り組んでいる。


 同社は、電力事業で培った地域とのつながりを生かし、地域の活力創出や農業課題の解決につ

 大手電力会社である中部電力㈱(愛知県名古屋市)は、新城市(しんしろし)内の中山間地で、2025年から水稲の節水型乾田直播の本格的な実証に取り組んでいる。


 同社は、電力事業で培った地域とのつながりを生かし、地域の活力創出や農業課題の解決につながる取り組みを進め、事業化をめざしている。設備投資が大きく長期的な視点が求められる農業は、電力事業との親和性も高いとみている。

 節水型乾田直播は、田に水を張らず乾いた状態で種をまき、必要最小限の水で育てる栽培方法。育苗、代かきや水管理の工程が大幅に削減でき、省力化できる。また、水を張ることで発生するメタンガスを約8割減らすことができ、人にも環境にも優しい。


 25年は、2㌶の田で、「あいちのかおり」を栽培。播種後に定期的に雨が降ったため、6月下旬まで水入れしなかった。夏場の猛暑に加え、入水しても水が行き渡らないほ場もあり、立ち枯れしたところがあったが、10㌃当たりの平均収量は258㌔で、保水剤を適切に使用したところは目標の360㌔を上回る378㌔の収量だった。


 26年はさらに規模を拡大し、直播き3㌶に田植えによる特別栽培米を0.7㌶の合計3.7㌶で栽培。田植え後には雑草抑制にアイガモロボも活用して環境に優しい生産に取り組んでいる。実は、メタンガスの抑制効果もあるという。


 中山間地で実証していることについて、同社マルチユーティリティ本部の犬飼凉二さんは「中部電力は、持続可能な農業事業モデルの実現をめざしている。中でもグリーンインフラの維持充実を目標の一つとしており、中山間地域でも農業を行い、収益性の高いモデルを構築していきたい」と話し「さらに規模を増やし、30年代には県内で100~200㌶と、他の地域も合わせて1500㌶くらいの経営をめざしたい」と意気込んだ。

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