「リモートワーク+1次産業」の新提案 富良野アグリワーケーションツアー


企業の生産性向上と人材育成、「農のある暮らし」の定着を目的とした「富良野アグリワーケーションツアー」が6月22日から26日まで、富良野市で開かれた。都市部のビジネスパーソンや新規就農希望者らを対象に、リモートワークと地域の1次産業体験を組
企業の生産性向上と人材育成、「農のある暮らし」の定着を目的とした「富良野アグリワーケーションツアー」が6月22日から26日まで、富良野市で開かれた。都市部のビジネスパーソンや新規就農希望者らを対象に、リモートワークと地域の1次産業体験を組み合わせた新しい働き方を提案する取り組みで、道外の企業経営者や会社員など30~50代の男女4人が参加した。
1日目は、市の農業の概要などについて説明を受けたほか、市の用意したテレワーク施設を見学した。
2日目の23日、テレワークなどで午前中を過ごした参加者は、昼食後にメロンの栽培農家を訪問。夕方までのおよそ4時間、品質を保つための重要プロセスである「皿敷作業」に汗を流した=写真。玉の下に一つ一つ丁寧に皿を敷くことで、色むらを防ぎ、病害虫から果実を守る緻密な手作業に、真剣な表情で取り組んだ。
参加者の一人は、「デリケートな栽培管理の一部を知ることで、富良野メロンのブランド、価格帯も含め、理解を深めることができた」と作業を振り返った。パソコンと向き合う勤務が主だという別の参加者は、「農作業で筋肉痛になったが、体調が良くなり心身のリフレッシュにつながった」と笑顔で話した。
主催した富良野市シティプロモーション推進課では、土に触れて地域の1次産業に協働する体験が、ビジネスにおける「思考のリセット」や「新たな発想の獲得」に高い効果をもたらすとして期待を寄せている。
地方への移住定住促進や、関係人口の創出、さらには将来的な農業担い手の確保の観点からも、都市と農村を結ぶこうしたアグリワーケーションの取り組みは今後さらに注目を集めそうだ。








