仲間や地域の支え受け、必死に前進中 上天草市・伊藤秀さん

2026年08月28日
     
「野菜を食べてくれた方の『おいしかった』の声が支え」と笑顔を浮かべる伊藤さん
25年8月11日豪雨災害状況(伊藤さんのインスタグラムより)
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 昨年8月の豪雨の被災直後から現在まで、インスタグラムで復旧の状況を発信し続けている上天草市松島町の伊藤(みつる)さん(51)(埼玉県出身)。


 東日本大震災を機に農業を志し、天草の景観にほれ込み2022年に移住。県立農業大学校の新規就農支

 昨年8月の豪雨の被災直後から現在まで、インスタグラムで復旧の状況を発信し続けている上天草市松島町の伊藤(みつる)さん(51)(埼玉県出身)。


 東日本大震災を機に農業を志し、天草の景観にほれ込み2022年に移住。県立農業大学校の新規就農支援研修で学び、24年に新規就農した。片道45分の圃場約80㌃で、白ナスやカリフローレを軸に多品目栽培に取り組み、JAと直売所へ出荷している。


 昨年8月の豪雨では、圃場1.3㌶が水没し、裏山から土砂が流入し、30㌢以上堆積。収穫直前のナスやオクラが全滅した。同じ規模での営農再開は困難となった。自宅は床上浸水、車も廃車。「どこから手を付ければよいか分からない」状況で、自宅片づけには3カ月を要した。


 営農再建に向け、天草市の農家の情報で、耕作放棄地を借り受け、解消しながら生産を再開した。地域の農業者や農大の仲間の支援、直売所の応援もあり、被災半年の今年2月にはホウレンソウを出荷できた。現在、廃業したイチゴ農家からハウス資材を譲り受け、経費を抑えるため自ら解体・設営を行っている。

 

 先月の熊本地震の影響で、ガソリンの確保に苦慮しながらも、日々、必死に栽培に取り組む伊藤さん。水没したオクラから採った種で育てた「ダビデの星」に花が咲いた。さらに今月、新たに1㌶の貸借契約も結んだ。「少しずつだが、確実に前進している」と力を込めた。


 被災から復旧の状況を発信するインスタグラムはこちら

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