【わがマチの農地利用最適化推進委員】雲仙市推進委員・元村孝太郎さん
雲仙市推進委員・元村孝太郎さん(41)
おいしい作物 原点に
規模拡大に走らず質重視
「農業経営の安定化は規模拡大だけではない」と話すのは、雲仙市の農地利用最適化推進委員で現役最年少の元村孝太郎さん(41)。
同市小浜町で妻と両親の4人で農業を
雲仙市推進委員・元村孝太郎さん(41)
おいしい作物 原点に
規模拡大に走らず質重視
「農業経営の安定化は規模拡大だけではない」と話すのは、雲仙市の農地利用最適化推進委員で現役最年少の元村孝太郎さん(41)。
同市小浜町で妻と両親の4人で農業を営み、バレイショを中心に玉ねぎやブロッコリーなどの露地野菜を栽培している。
高校卒業後、愛知県の自動車部品製造工場に勤務していたが、体調を崩したことをきっかけに退職し、24歳で小浜町の実家に戻ってきた。
当初は、両親が営む農業を継ぐ気はなかった。しかし、地元農家や農業青年の先輩たちと語り合う中で、農業の厳しさだけでなく、その楽しさや魅力にも触れ、「自分も農業をやろう」と決意。地元の4Hクラブにも加入し、どうすれば「もうかる農業」を実現できるか試行錯誤の日々が始まった。
所有する農地は、基盤整備されておらず、1筆あたりの面積も小さかったことから、近隣の休耕地を借りて規模拡大を図った。さらに、インスタグラムや音声サービス「ポッドキャスト」を活用し、情報発信や販路拡大にも取り組んだ。
情報発信を続ける中で、世代や地域の異なる農業者と意見を交わす機会も増えた。交流を通じて元村さんは「規模拡大だけが経営の安定につながるのではなく農業の大前提である「おいしい作物(商品)を作り、適正な価格で販売することが重要だ」と考えるようになった。
現在は、自ら耕作できる農地面積にとどめ、限られた農地でも品質の良い作物を安定して栽培できるよう、微生物資材を活用した土壌環境の改善に取り組み、豊かな土づくりを通じて、持続的な農業経営をめざしている。
父も就任していた推進委員になり、「担い手への農地の集積を図り農地利用の最適化を推進することで、故郷の持続可能な農業に向け、少しでも貢献していきたい」と笑顔で語った。
(雲仙市農業委員会)









