ブドウの省力化栽培方法を考案 根域制限と自動点滴灌水の融合 岡山市・野上庄吾さん

2026年08月07日
     
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 ブドウ王国・岡山で、これまでの重労働な栽培イメージを覆す革新的な果樹栽培が注目を集めている。岡山市で「野上ぶどう園」を営む野上庄吾代表(70)=写真=が考案した独自の省力化栽培システム「野上方式」だ。


 最大の武器は、真砂土を用いた「根域制

 ブドウ王国・岡山で、これまでの重労働な栽培イメージを覆す革新的な果樹栽培が注目を集めている。岡山市で「野上ぶどう園」を営む野上庄吾代表(70)=写真=が考案した独自の省力化栽培システム「野上方式」だ。


 最大の武器は、真砂土を用いた「根域制限」と水・液肥の「自動点滴灌水」の融合だ。果樹栽培で最も大変とされる土づくりや草むしりを従来の約半分に減らした。栽培エリア以外の地面を固めて乾燥させるため雑草や害虫が出ず、清潔な環境を保っている。


 開発した野上代表は「農業は科学だと考えている。勘に頼るのではなく、データを蓄積することで発展する」「土づくりに10年と言われる世界だが、これなら初心者でも初年度から同じスタートラインに立てる。重労働が減った分、房を美しく仕上げる作業に集中できる」と語る。


 現在、野上代表は岡山大学農学部の福田文夫教授や平野健准教授と共に品種「ほほえみ」の特徴を調査している。同研究室の学生たちが同園の圃場に通い、一緒に「ほほえみ」の特性解析や技術実証を重ねている。


 福田教授は「野上方式は肥培管理を中心に分かりやすいブドウ栽培システム。初心者でも失敗なく取り組める栽培モデルを確立することで、地域の就農者が増えることを期待している」と話す。「魅力的で持続可能な農業をここから発信していきます」と、野上代表は未来を見据え力強く語る。

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