菌床シイタケ栽培に参入 午前に農作業、午後からサッカー指導 高萩市・FOOB




県北地区でサッカーイベント運営やサッカー用品販売を手掛ける(同)FOOB(高萩市)が2025年、新たな事業として菌床シイタケ栽培を始め、農園「パラダイスキノコ」を立ち上げた。約1.7㌃の施設で栽培し、今年3月に初収穫を迎えた。
事業を立ち
県北地区でサッカーイベント運営やサッカー用品販売を手掛ける(同)FOOB(高萩市)が2025年、新たな事業として菌床シイタケ栽培を始め、農園「パラダイスキノコ」を立ち上げた。約1.7㌃の施設で栽培し、今年3月に初収穫を迎えた。
事業を立ち上げたのは、代表の宮島慶太郎さん(45)と、ジェネラルマネージャーの青山達典さん(45)。サッカーと農業という異色の組み合わせで、「若い世代が憧れる農業」をテーマに挑戦を続けている。
きっかけの一つは、サッカー指導員たちの働き方だった。宮島さんが理事長を務めるNPO法人FOURWINDS(日立市)では、指導員たちが主に午後から子どもたちを指導する。午前中の有効活用を模索する中で、屋内で取り組める菌床シイタケ栽培に着目した。さらに、シイタケに含まれる栄養素が疲労回復やコンディション維持にも役立つことから、「スポーツと食にはつながりがある」と感じたことも後押しになった。
現在は青山さんを中心に、サッカー指導員らも栽培に携わる。栽培は近隣農家や菌床メーカーの助言を受けながら、試行錯誤を重ねてきた。収穫されたシイタケは肉厚で香り高く、地元の飲食店との取引も始まった。
一方で、同社らしさは栽培だけにとどまらない。農園ロゴやギフトボックスのデザイン、SNSでの情報発信など、スポーツ事業で培ってきたブランディングの感覚も農業に取り入れる。今後は規模拡大や農業体験、サッカーイベントと連動した企画も視野に入れる。
宮島さんは「コンセプトは『真面目にふざける』。農業をもっと自由に、かっこよくしたい。子どもたちや若い世代が『こんな農業をやってみたい』と思える存在になれたらうれしい」と話す。








