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竹林整備し竹炭商品開発 華道の経験活かす 井原市・浅田悦輝さん

2026年05月22日
     
自ら竹炭染めした衣服をまとう浅田さん
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 井原市野上地区で、荒れた竹林を地域資源へと変える取り組みが進んでいる。

 中心となるのは地域おこし協力隊として活動する浅田(あさだ)悦輝(よしてる)さん(48)。着任して1年がたつ。フローリスト・華道家として28年、世界4カ国で15年間活動

 井原市野上地区で、荒れた竹林を地域資源へと変える取り組みが進んでいる。

 中心となるのは地域おこし協力隊として活動する浅田(あさだ)悦輝(よしてる)さん(48)。着任して1年がたつ。フローリスト・華道家として28年、世界4カ国で15年間活動してきた異色の経歴を持つ。

 花を通して価値を生みだす姿勢を続けてきた浅田さんは、そのキャリアを地域づくりに生かしている。

 同地区では、高齢化により放置竹林が拡大。浅田さんは地域住民と竹林整備を行うほか、竹を炭に加工する取り組みを始めた。完成した竹炭を土壌改良剤として農業に生かすほか、さまざまな商品開発に取り組む。

 現在力を注いでいるのは竹炭の微粉末を使った「竹炭染め」。自然素材ならではの柔らかな黒色が特徴で、深い墨色から淡いグレーまで豊かな表情を見せる。コースター、ハンカチ、ストールなど制作を進めている。

 華道家としての経験が布の扱いや模様の出し方にも生かされている。浅田さんは学校、イベントなどで花教室も開催。同市の特産であるシャクヤク、ウォードも土から栽培する。活けて作品にすることで地域を盛り上げている。

 「竹、花を通じて、地域の自然と人をつなぐきっかけをつくりたい――」。浅田さんの挑戦は、放置竹林という課題を地域の未来を支える資源へと変える一歩となっている。

 同地区で21年間農業委員を務めた森本潔さんは、「浅田さんの取り組みは、まるで農業の世界に芸術が入ったようだ。このまま活動を広げてほしい」と期待を語る。

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