新規就農し施設キュウリ経営確立 深川市・佐々木伸介さん

2026年09月04日
     
佐々木伸介さん
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 深川市(ふかがわし)で㈱ファームSINを営む佐々木伸介さん(49)は、東京都港区出身の就農者だ。「周りに空き地などがない都会育ちだったので、野外活動が好きだった。子どものときに経験した奥多摩地方での農作業が強く印象に残っている」という。


 

 深川市(ふかがわし)で㈱ファームSINを営む佐々木伸介さん(49)は、東京都港区出身の就農者だ。「周りに空き地などがない都会育ちだったので、野外活動が好きだった。子どものときに経験した奥多摩地方での農作業が強く印象に残っている」という。


 都内の飲食店に勤務していた26歳の時、仕事終わりに見た朝のテレビ番組で深川市の新規就農者支援制度を知り、農業を志した。市内の短期大学や地元農家での研修を経て2009年に就農し、その後経営を法人化した。


 ハウス栽培のキュウリにソバを組み合わせた1.5㌶の規模は、就農当時とほぼ同じ。自動かん水システムの導入や液肥を用いた肥培管理、徹底した温度管理を行うことで、当初は10㌃当たり14㌧ほどだったキュウリの収量は20㌧を超え、安定生産を維持している。


 その経験と実績を買われ、同市新規就農等受入協議会の初代会長として新規就農者の研修環境整備や地域定着の支援活動に参画してきたほか、25年からはJAきたそらちの理事として地域をけん引している。


 「温度管理や水やりといった基本の作業を愚直に続けることが、病気を防ぎ、安定した収量を得る基盤になる」と話す佐々木さん。「地域やJA、行政の支援があって就農できた」と過去を振り返りながら、「初期投資を抑えた第三者継承などの体験を生かし、受け入れ側と研修生双方の視点から後進の定着支援に尽力したい」と意気込みを語る。

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