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寒冷地で挑む 「陸稲×畜産」の循環型農業 弟子屈町・永谷俊さん

2026年10月16日
     
陸稲の生育状況を確認する永谷さん(撮影日=9月10日)
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 寒冷な気候から稲作には不向きとされてきた道東の弟子屈町で、新たな農業の可能性を開く挑戦が続いている。屈斜路湖の南側で畜産業などを営む㈱TMR永谷の永谷(えいたに)俊(まさる)代表取締役(56)は、所有する畑で陸稲栽培に取り組んでいる。


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 寒冷な気候から稲作には不向きとされてきた道東の弟子屈町で、新たな農業の可能性を開く挑戦が続いている。屈斜路湖の南側で畜産業などを営む㈱TMR永谷の永谷(えいたに)俊(まさる)代表取締役(56)は、所有する畑で陸稲栽培に取り組んでいる。


 「屈斜路地域は、町内では比較的温暖。入植当時には稲作が行われていたと聞く」と永谷さん。離農による遊休農地の増加や過疎化といった地域の課題に直面する中、水田でなくてもコメは作れるのではないかとの発想から、飼料畑を活用した栽培に着手。3年目となる今年は5㌶の畑に、倒伏に強く食味に優れた食用米「さんさんまる」と、酒造米「きたしずく」を播種。収穫した酒米は、空知管内の酒造会社に委託し、日本酒に醸造する予定だ。


 取り組みの根底にあるのは、地域内で資源を巡らせる「循環型農業」の確立だ。生産過程が明らかな稲わらや籾がらは、安心・安全な家畜の飼料や敷料として活用できるため、酪農・畜産地帯である同町における資材コスト削減と地域内自給率向上を狙う。


 自前の堆肥を投入する土づくりにも注力し、水田米に劣らない品質をめざす永谷さん。「防災や地域防衛の観点から、非常災害時における備蓄米としての活用の可能性も模索している」と話す。

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