新規就農者の「モデル」めざし奮闘 智頭町・古谷葉子さん

2026年09月04日
     
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 県東部の山間に位置する林業の町、智頭町で水稲やブドウ、白ネギを栽培・販売している「ちづの農家旬菜屋」の古谷葉子さん(48)=写真。9月から販売が始まるシャインマスカットの摘果作業で大忙しだ。夫の浩平さんと猛暑の中、ハサミ片手にもくもくと作

 県東部の山間に位置する林業の町、智頭町で水稲やブドウ、白ネギを栽培・販売している「ちづの農家旬菜屋」の古谷葉子さん(48)=写真。9月から販売が始まるシャインマスカットの摘果作業で大忙しだ。夫の浩平さんと猛暑の中、ハサミ片手にもくもくと作業する。


 葉子さんは京都府出身で、地元の農業大学校で果樹栽培を学んだ。その後は農業から離れていたが縁があり、浩平さんが大学時代を過ごした鳥取県で農業を再び始めることとなった。葉子さんは「親戚もいない智頭町だが、山や川の風景、気候は自分の故郷と似ている。だから移住することができたのかも」と話す。昨年は水不足で水稲の収穫量が減ってしまったが、近くの農家の方が心配して声をかけてくれ、水門の開け閉めをしてくれた。


 周囲の方々にも支えられながら農業を続けてきている葉子さんだが、昨年から浩平さんに代わり旬菜屋の代表となった。これまでは言われたことをやってきていたが、それでは主体性がなく責任感が持てない。どうしたら自分軸になるのか。そう考えるようになり、話し合って代表という立場になることに。経営面では、苦手だった経理について経営者としてもっと分析して考えていかなければとシフトチェンジ。


 同じ仲間とのつながりの大切さも実感している。同じ地域の農業女子会などの集まりに参加するようになり、作る品目が違うからこそ知りえた情報やアドバイスを得て刺激にもなっている。


 葉子さんは「いつのまにか新規就農者ではなく、新たに農業を始めた人に教えていく立場になってきた。そんな人たちのモデルとなれるように取り組んでいきたい。大切に育てたブドウやそのほかの県産品も買える場所づくりも出来たら」と笑顔で話す。

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