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トキが舞う環境目指し、自然栽培を呼びかけ 中能登町・亀井清さん 

2026年07月24日
     
9月の放鳥を待ち水田を見つめる亀井さん
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 国の特別天然記念物「トキ」の放鳥を9月に控える中能登町で、50年前から農家へ化学肥料や農薬を使わない自然栽培での米づくりを呼びかけている人物がいる。同町の亀井清さん(76)だ。


 亀井さんの働きかけに起因する自然栽培の面積は、50年前の0.

 国の特別天然記念物「トキ」の放鳥を9月に控える中能登町で、50年前から農家へ化学肥料や農薬を使わない自然栽培での米づくりを呼びかけている人物がいる。同町の亀井清さん(76)だ。


 亀井さんの働きかけに起因する自然栽培の面積は、50年前の0.5㌶から現在は2.5㌶と少しずつだが広がりを見せている。しかし、「生産者や栽培面積を増やすのは容易ではない」と亀井さんは語る。


 自然栽培は通常より収量が少なくなることから、販売単価を高くせざるを得ない。需要が確保されなければ、農家も安心して栽培に取り組むことができないためだ。


 トキの放鳥決定以降、町は歓迎ムードに包まれ、亀井さんの地元の天日陰比咩(あまひかげひめ)神社周辺でも自然栽培農法が用いられ、トキの餌場として準備が整えられている。


 「放鳥されたトキが中能登町に根付いてくれたらすごくうれしい」と亀井さんは期待を寄せる。一方で、「自然栽培は売れなければ農業として続かない。もっと多くの人に魅力を伝えたい」と強調する。


 トキが舞う里山の実現へ、理想の環境づくりと農業経営を両立させる最前線の模索が続いている。

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