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労働時間短縮と高付加価値化を両立 高知市・りぐる・高橋さん

2026年06月19日
     
高橋孝典さん
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 高知市春野町でユリとハウスショウガの複合経営を行う㈱りぐるは、徹底した土づくりと独自の販売戦略による高収益経営で注目を集めている。家族経営を基本としながら、労働時間の短縮と高付加価値化を両立させる先進的な取り組みが特徴だ。

 同社代表取締役

 高知市春野町でユリとハウスショウガの複合経営を行う㈱りぐるは、徹底した土づくりと独自の販売戦略による高収益経営で注目を集めている。家族経営を基本としながら、労働時間の短縮と高付加価値化を両立させる先進的な取り組みが特徴だ。

 同社代表取締役の高橋孝典さんは、「原則午後2時終業」という労働環境を実現。背景には有機質資材を活用した徹底的な土づくりがある。病害虫の発生を抑え、栽培管理にかかる労力を軽減するとともに、品質の安定化にもつなげている。

 主力のユリ栽培では、近年需要が高まる「八重咲きユリ」を導入。土壌環境を整えることで全ての花が均一に美しく咲きそろい、注文に応じた輪数調整が栽培段階で可能となった。その結果、収穫後の出荷調整作業を大幅に省力化。品質の高さは高級自動車販売店や高級料理店と取引のある生花店から高く評価され高単価取引へと結び付いている。

 ハウスショウガでも土づくりの効果が顕著で、通常の上級品をしのぐ白く美しい肌を誇る。収量はあえて通常の半分程度まで抑えることでサクサクした食感を実現。さらに、一般的な青果市場ではなく、ユリ販売で築いた「花の流通網」を活用し、高級志向の顧客へ販売している。生花配送ルートを利用した異色の販売手法により、高価格帯での販売に成功した。

 「りぐる」は土佐弁で「吟味する」という意味。同社はその名の通り、既存の農業の枠組みにとらわれない経営を追求している。今後は、八重咲きユリのブランド発信強化や、花の販路を活用したハウスショウガのさらなる高付加価値化を進める方針で、家族経営による持続可能な次世代型農業モデルとしてさらなる飛躍をめざす。

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