【魅力発信!首都圏ブランド⑤】ブルーベリー摘み取り園30年 三鷹市・吉野康雄さん
ブルーベリーの生産量が日本一を誇る東京で、30年以上にわたり摘み取り園を続ける三鷹市の吉野果樹園代表、吉野康雄さん(72)。1995年に都の農業技術の普及指導員を退職し、実家の植木畑を果樹園へと変えた。
同園では、来園者自身が摘み取ったブ
ブルーベリーの生産量が日本一を誇る東京で、30年以上にわたり摘み取り園を続ける三鷹市の吉野果樹園代表、吉野康雄さん(72)。1995年に都の農業技術の普及指導員を退職し、実家の植木畑を果樹園へと変えた。
同園では、来園者自身が摘み取ったブルーベリーの重さに応じて料金を支払う摘み取り方式によりほぼ全量を販売。6月から8月中旬までの開園期間中、70種以上のブルーベリーが収穫期をずらしながら来園者を出迎える。
吉野さんが品種選定で重視するのは食味と舌触り、熟度が分かりやすいかどうか。「品種によっては種の存在が舌触りに影響するため、いかに収量や食味が良好でも種が大きいものは1~2年で伐採する。来園者が完熟の味で好みの品種を選べるよう、完熟かどうか判断しやすいことも重要」という。シビアに選び抜いた品種は来園者の心をつかみ、特定の品種の固定客がつくなどリピーターも多い。
来園者が熟した実を十分に収穫できるよう曜日によって3農場をローテーションし、熟す期間を設けることも工夫の一つだ。土壌改良として秋冬にはライ麦を作り、ワラを敷き材として利用したり、摘み取りやすい位置に実がなるよう剪定を行ったりと閉園期間中の手間も欠かさない。
吉野さんは「天候の影響もあり熟期が早まってきている。夏休み中にも楽しんでもらえるよう9月まで収穫できる新品種を取り入れていきたい。東京でブルーベリー生産をはじめる人がさらに増えるよう、指導農業士としても取り組んでいきたい」と今後を見据える。










