【令和8年熊本地震、農家の現場から 農業委員会会長に聞く①】八代市農業委員会・本田友治会長
2026年09月25日
井戸水や幹線水路が被災
出穂期の水稲が水不足に
熊本市内での会議を終え車で帰宅途中、緊急地震速報を受けた八代市農業委員会の本田友治会長。幸い自宅に大きな被害はなかった。上水道は止まったものの、農業用井戸水は使えたため、生活用水に活用できた。
井戸水や幹線水路が被災
出穂期の水稲が水不足に
熊本市内での会議を終え車で帰宅途中、緊急地震速報を受けた八代市農業委員会の本田友治会長。幸い自宅に大きな被害はなかった。上水道は止まったものの、農業用井戸水は使えたため、生活用水に活用できた。
一方、い草の畳表を作る作業小屋が被災した。屋根の棟中央が損壊、さらに基礎から約15㌢南東へずれて上物が傾いている。本田会長は、周囲から「危ない」と言われながらも、在庫のい草で畳表の製造を続ける。
本田会長が居住する地域は、井戸水を活用する農家が多い干拓地。近所では井戸水が出なくなった農家もあり、施設栽培に水が必要な農家へも井戸水を提供した。
球磨川を水源とする国営不知火幹線水路も被災。出穂期となる8月の水管理は、稲の一生で最も重要。緊急の仮補修では、水量は通常の半分で、数日おきの通水となり、下流域には全く水が届かない水田も多い。遠くの井戸から一日かけて貯水しても、猛暑で翌日には干上がる。「作物を栽培する上で、水の存在がいかに重要であるかを改めて認識させられた」と本田会長は話す。










