「美しい田舎守りたい」と移住就農 三原市・吉岡理佳さん

2026年09月04日
     
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 三原市大和町蔵宗の吉岡理佳さん(26)=写真=は2025年春、祖父の榎誠浩さんからぶどう園「源流農園」を引き継いだ。


 この農園は理佳さんの母親の実家で、30年前に誠浩さんが始め、蔵宗に一級河川「芦田川」の源流があることから「源流農園」と名

 三原市大和町蔵宗の吉岡理佳さん(26)=写真=は2025年春、祖父の榎誠浩さんからぶどう園「源流農園」を引き継いだ。


 この農園は理佳さんの母親の実家で、30年前に誠浩さんが始め、蔵宗に一級河川「芦田川」の源流があることから「源流農園」と名付けた。


 土作りや樹体管理に極力化学的成分を与えず、自然の力を生かすことを心がけて栽培した藤稔、シャインマスカットなど8品種を直売所や宅配で販売してきた。だが、誠浩さんが高齢となったことで規模を縮小し、現在は自宅前の園地のみとなっていた。


 広島市近郊の府中町で生まれ、幼い頃から蔵宗を訪れ、田舎と農業の喜びを感じて育った理佳さん。大学で地域活性化について学び「ぶどう園と美しい田舎を守りたい」と蔵宗に移住し、農園を継承すると決意した。


 そんな理佳さんを「やれるとこまでがんばれ」と応援してくれていた誠浩さんは今年6月、他界された。「おじいちゃんは()や自然環境を見ることの大切さを話してくれた。もっとたくさん教えてほしかった」と理佳さんは話す。


 祖父が地域で最初に始めたブドウ栽培は、地域の農家2戸がぶどう園を開園しており、理佳さんにアドバイスしている。「これもおじいちゃんのおかげ」と感謝し、技術と労働力の現状を踏まえつつ、農園の規模回復への思いを温めている。


 理佳さんは同市から委嘱を受けた地域支援員としての顔も持ち、日頃から住民の声を行政に届け、住民と共に地域を盛り上げる活動にも力を注いでいる。「もっと交流人口を増やし『蔵宗』を知ってもらい、地域外の人と地域住民が一緒に集える豊かな地域にしたい」と夢も語った。

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