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街に残るホップの歴史つなぐ 札幌市で地ビールフェスト

2026年10月09日
     
会場では、吹奏楽団や音楽・ダンスユニットによるパフォーマンスも披露された
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 札幌市(さっぽろし)豊平(とよひら)区(く)西岡(にしおか)地区で9月13日、地域の農の歴史を現代の街づくりへ活かす「西岡ビアフェスト2026」が開催された。地域住民や商店主らでつくる西岡商工振興会「西岡地ビールプロジェクト」が主催し、今

 札幌市(さっぽろし)豊平(とよひら)区(く)西岡(にしおか)地区で9月13日、地域の農の歴史を現代の街づくりへ活かす「西岡ビアフェスト2026」が開催された。地域住民や商店主らでつくる西岡商工振興会「西岡地ビールプロジェクト」が主催し、今年で2回目。会場の札幌大学リンデンホールでは、350人を超える来場者が地元産ホップを使ったビールを楽しみ、活気に包まれた。


 西岡地区は1970年代まで、サッポロビール㈱の直営ホップ園が広がっていた土地。宅地化に伴い閉園したが、住宅地の敷地内には今もホップが自生・残存している。同プロジェクトはこの歴史的資源に着目し、残されていたホップの栽培管理とビール開発を2023年から始めた。


 今年8月には住民ら22人が参加してホップの手摘み収穫を実施。地元の「澄川(すみかわ)麦酒(びーる)」で仕込んだフレッシュホップビール「西岡GOLD」をはじめ10種類の地元クラフトビールがふるまわれた。


 来場した30代の女性は「普段歩いている街にホップの歴史があったとは知らなかった。今日は、全種類のビールを飲むつもり。摘みたてホップの香りが爽やか」と笑顔でグラスを重ねていた。


 同商工振興会副会長を務める長谷川健さん(45)は「ホップとビールをツールにして、この西岡を世界一魅力のある街にしたい」と熱意を込めて語る。


 都市化が進む中で一度途絶えた農の営みが、地域の歴史と現代のコミュニティーを結ぶ新たな力として着実に実を結び始めている。

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