【わが町の特産物通信㉔】JAふくしま未来が生産者後押し 福島市・キュウリ

2026年08月14日
     
立派に育ったキュウリを手に佐藤さん
JAが導入した鮮度保持装置
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 福島市は、全国一の夏秋キュウリの産地となっている本県の主要産地のひとつだ。盆地のため昼夜の寒暖差が大きいことや、扇状地の水はけのよい土地が多いことなどがその理由に挙げられる。


 今、キュウリは若手農家の栽培軒数が増加傾向にあり、同市を代表す

 福島市は、全国一の夏秋キュウリの産地となっている本県の主要産地のひとつだ。盆地のため昼夜の寒暖差が大きいことや、扇状地の水はけのよい土地が多いことなどがその理由に挙げられる。


 今、キュウリは若手農家の栽培軒数が増加傾向にあり、同市を代表するブランド作物へ成長している。


 同市西部にある在庭坂地区の佐藤和幸さんは、「手をかけた分だけ返ってくるのが、キュウリ栽培の最高の魅力」と語る。佐藤さんは3年前まで一般企業に勤める会社員だった。非農家の生まれだが、地域の耕作放棄地を解消したいという志を抱いて農業の世界に飛び込んだ。収穫の最盛期には3、4人のスタッフとともに、朝4時から収穫に励み、1日約300㌔のキュウリを市場へ出荷している。


 佐藤さんが栽培そのものに向き合える環境を、地元JAも先進的な取り組みで支える。JAふくしま未来の福島東部営農センターが導入した「共選機」は、生産者にとって大きな負担だった収穫後の箱詰め作業などを機械化するだけにとどまらない。全国で初めてキュウリに導入された「鮮度保持装置」は、近赤外線を照射することで鮮度を従来より5日間以上長くキープさせ、佐藤さんが育てるキュウリの価値を大きく高める。


 「就農し、自分が栽培したキュウリが評価されていると実感でき、幸福度が高い。農閑期に農業者仲間と過ごす時間も楽しい」と充実した日々を明かしてくれた。


 こうした佐藤さんの姿や機械化による負担軽減が後押しになり、キュウリ栽培に名乗りをあげる新しい仲間が次々と増えている。


 (福島市農業委員会・鈴木哲男情報員)

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