持病と向き合い高品質の梨生産 久喜市・内田拓磁さん
2026年06月12日


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久喜市の内田拓磁さん(37)は持病のてんかんと向き合いながら、50㌃に幸水や埼玉県オリジナル品種の彩玉など、8品種の梨を栽培。1959年に現在の上皇上皇后両陛下のご成婚記念の献上品に選ばれた宮野梨園の梨栽培を第三者継承し、高品質の梨を供給
久喜市の内田拓磁さん(37)は持病のてんかんと向き合いながら、50㌃に幸水や埼玉県オリジナル品種の彩玉など、8品種の梨を栽培。1959年に現在の上皇上皇后両陛下のご成婚記念の献上品に選ばれた宮野梨園の梨栽培を第三者継承し、高品質の梨を供給している。宮野梨園の梨はリピーターも多く、贈答用としても好評だ。
農業高校と農業大学校で梨を専攻していた内田さん。卒業後は農業法人や観光農園で栽培技術を磨いていた。
しかし、持病のてんかんを発症し、観光農園を退職。その際に、高校時代の先輩に「後継者がいない梨園が近くにある」と宮野梨園の紹介を受け、2021年に代表を引き継いだ。
内田さんは「宮野梨園の周辺は土壌水分が豊富で、梨栽培に適した立地なんです」と話す。水分が豊富な土壌では果実が大きく育ち、みずみずしい食感が得られる。先代の宮野康雄さんからも「この場所でつくる梨を守ってほしい」とことばをかけられたそうだ。
その思いを受け、内田さんは摘果作業を早く終わらせるなど栽培管理を心掛け、大きくみずみずしい宮野梨園の梨を守り続けている。
栽培環境の改善にも取り組む内田さん。今後の目標について、「若木への植え替えや棚の作り替えを行うことで、品質、収量、作業効率をアップさせたい」と意気込む。さらに、持病のてんかんで就労に不自由を感じた自身の経験から「自分と同じ苦労をさせないためにも、病気や障がいのある人に働く場を提供したい」と熱く語る。








