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地域ぐるみで鳥獣害から守る 只見町塩沢区 

2026年10月16日
     
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 只見町塩沢区ではこのほど、約6㌶の水田を囲う電気柵を地域ぐるみで設置した。高齢化や担い手不足が進む中、集落全体で鳥獣被害対策に取り組み、農地を守ることが狙いだ。


 只見町では近年、イノシシやクマ、サルなどによる農作物被害が増加している。水稲

 只見町塩沢区ではこのほど、約6㌶の水田を囲う電気柵を地域ぐるみで設置した。高齢化や担い手不足が進む中、集落全体で鳥獣被害対策に取り組み、農地を守ることが狙いだ。


 只見町では近年、イノシシやクマ、サルなどによる農作物被害が増加している。水稲や畑では食害や踏みつけのほか、畦畔や農地を掘り起こされる被害も頻発している。2025年度の町内における農作物被害額は約580万円、被害面積は3・61㌶に上った。


 町はこれまで、追い払い用花火の配布、捕獲隊員によるパトロール、個体数調整を目的とした捕獲などに取り組んできた。これらの対策だけでは被害を十分に抑えられないことから、同町農業委員会は町に対し、鳥獣被害対策をはじめとする本町の農業施策について意見書を提出した。


 農業委員会からの要望を受け、町では本年度から鳥獣被害対策を拡充。電気柵など効果的な資材の購入に加え、設置・撤去までを支援する仕組みが整えられた。今回の塩沢区の取り組みもこの支援を活用したものだ。


 電気柵は、対象とする鳥獣によって必要な設置方法が異なる。塩沢区ではイノシシ対策を重点に置き、電線を3段にして設置。設置後も定期的な圃場の見回りや電線下の草刈りを行うとともに、被害の有無や程度を確認し、効果を検証していく方針だ。


 また、豪雪地帯であることから、冬季を前にした電気柵の撤去と春先の再設置についても、地域ぐるみで取り組むことを決めた。


 塩沢区の五十嵐潤之介区長らは「今のところ電気柵内の田では被害がない。一方で、電気柵を設置していない自己保全管理の田にはイノシシの出没が非常に多い」と話す。


 今後は電気柵の効果を検証しながら、花火による追い払いや緩衝帯の整備など、複数の対策を組み合わせ、地域全体で鳥獣を農地に近づけない環境づくりを進める考えだ。

 (只見町農業委員会・岩渕秀一情報員)

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