ミツバチで梅栽培に貢献 越生町の寺田さん


越生町の寺田篤哉さん(36)は80群のミツバチを飼育する養蜂を行うほか、梅も17㌃栽培する。2025年に県はちみつ品評会で最高位の名誉賞に輝いた「山桜はちみつ」をはじめ、蜜源となる花によって6種類の蜂蜜を販売している。
「花本来の香りを味
越生町の寺田篤哉さん(36)は80群のミツバチを飼育する養蜂を行うほか、梅も17㌃栽培する。2025年に県はちみつ品評会で最高位の名誉賞に輝いた「山桜はちみつ」をはじめ、蜜源となる花によって6種類の蜂蜜を販売している。
「花本来の香りを味わえるように」と糖度が高い朝の時間帯を中心に採蜜し、雑味の原因となる花粉などが極力入らないよう心掛けている。「こんなおいしい蜂蜜は初めて」と声が上がるほど評判だ。
学生時代、駅伝部に所属し陸上に打ち込んでいた寺田さん。けがをした際に蜂針療法で早く痛みが回復したのを機に養蜂にのめり込んでいった。
大学卒業後に3年間養蜂場で技術を磨き、17年からJICA海外協力隊としてモザンビークで養蜂の技術指導に尽力。帰国後は独立就農のため、越生町の梅農家、山口由美さん(25年度農山漁村女性活躍表彰で農水大臣賞を受賞)のもとで研修に励んだ。その中で山口さんの梅に対する熱い思いを受け、「受粉を助けるミツバチで町の梅栽培に貢献したい」と同町で就農した。
寺田さんは毎年、周辺の梅農家に受粉用のミツバチを貸し出している。梅の確実な受粉を促すため、「受粉に役立ってくれて助かる」と感謝の言葉を多くかけられるそうだ。
一方で、梅による養蜂側のメリットもあるといい、「梅の花粉は春先の寒い時期のミツバチの栄養源になります。しっかり体力をつけた状態で山桜の開花を迎えられるので、良質な山桜はちみつが採れるんです」と笑顔で話す。
越生町を代表する農家をめざす寺田さん。今後の目標について「生産量を増やしていきたい。また、将来的には越生町ブランドの蜂蜜や梅の加工品をつくってみたい」と意気込む。








