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【魅力発信!首都圏ブランド】コマツナで勝負 足立区・宇佐美大さん

2026年04月17日
     
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 足立区の宇佐美大(まさる)さん(31)=写真=は「コマツナ一本で勝負していきたい」と目を輝かせて話す。地域特産のコマツナ生産は若手農業者へ受け継がれ、生産者同士の連携により、学校給食への出荷を通じて地産地消に貢献している。

 大さんは大学3

 足立区の宇佐美大(まさる)さん(31)=写真=は「コマツナ一本で勝負していきたい」と目を輝かせて話す。地域特産のコマツナ生産は若手農業者へ受け継がれ、生産者同士の連携により、学校給食への出荷を通じて地産地消に貢献している。

 大さんは大学3年生の時、父の一彦さん(64)が入院したことを契機に就農した。「当初は技術や知識もないためコマツナが生えそろわず、虫害も発生して給食出荷が途絶えそうになった」と振り返る。

 一彦さんから「周りの農業者を見ることも大切」という助言を受け、区内外のコマツナ生産者に生産技術を聞いて回った。

 経営を前進させるきっかけとなったのは江戸川区の先輩農業者との出会いだ。「生産管理の技術ばかりに気をとられていたが、経営に興味を持てと言われたことで思考が切り替わり、頭の中でそろばんをはじくようになった」と話す。

 大さんは現在、年10カ月の間、月8㌧のコマツナを同区内50校のほか品川区や港区など都心部の学校に出荷する。土づくりや水の管理など品質や収量を安定させる技術が身につき、生育をコントロールできるようになったことが給食の出荷先拡大につながった。大さんのコマツナをパウダーにして練り込んだコマツナパンも学校給食に提供されている。

 大さんは「安定生産のためには圃場の小さな変化も見過ごさない」と真剣なまなざしを見せる。「おいしい給食を通じてコマツナがより身近な野菜になっていると感じている。地域の生産者と協力し、これからもブランド力を高めていきたい」と思いを込める。

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