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「露地野菜で成功を」 若き起業家の挑戦 土佐市・市川竣也さん

2026年07月03日
     
市川竣也さん
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 土佐市新居地区で、地域農業の未来を担う新たな力が芽吹いている。「自らの力で起業したい」という熱い思いを抱き、同地区でキャベツなどを生産する「㈱VFC」で研修を積み、新規就農を果たした市川竣也さん(30)だ。


 市川さんの前職は食品卸会社の社

 土佐市新居地区で、地域農業の未来を担う新たな力が芽吹いている。「自らの力で起業したい」という熱い思いを抱き、同地区でキャベツなどを生産する「㈱VFC」で研修を積み、新規就農を果たした市川竣也さん(30)だ。


 市川さんの前職は食品卸会社の社員。転機は、会社の野球部でチームメイトだった同社代表取締役CEO松岡真さんの息子(現VFC社長)との縁だった。親交を深める中で農作業を手伝うようになり、次第に農業の魅力に引き込まれていった。もともと自営業に興味を持っていた市川さんは、「農業なら自分の力で起業できる」と確信し転身を決意した。


 「厳しいのは当たり前」と覚悟して臨んだ2年間の研修は大きな糧となった。農業は見よう見まねでは通用しない。圃場ごとに土質が異なり、細かな観察が不可欠だと痛感した。計画生産の経験を重ねたことで、「自分の働きが直接収入になる」という厳しさとやりがいを肌で学んだ。


 就農した今の課題は、病害虫対策が難しい春夏期の生産が安定しないことだ。また出荷調整作業に思った以上に手間がかかるなど、苦労は尽きないが、市川さんは常に前を向いている。


 「資金も技術もない中、機械の貸し出しや、農地確保の支援までしてくれた松岡CEOがいなければ今の自分はなかった」と感謝の念は尽きない。数年以内には、現在の40㌃の規模を1㌶に拡大するなど、さらなる経営発展をめざす計画だ。「露地野菜で成功を」という夢を乗せ、若き起業家の挑戦は続く。

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