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くまもとの大切な農業を未来へつなぐ 「農業経営・就農支援センター」

2026年04月24日
     
右から村上さん、山本さん、井手口さん、魚住さん
農業への関心や思いをおのおの語り合う参加者たち
公開データのある熊本県農業経営・就農支援センター(継承支援)の二次元コード
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 農地や施設、機械といった「有形資産」に加え、栽培技術や販路などの「無形資産」を第三者に継承していく取り組みが増えつつある。熊本県では2021年に設立した「くまもと農業経営継承支援センター」を経て、25年には新たに「熊本県農業経営・就農支援

 農地や施設、機械といった「有形資産」に加え、栽培技術や販路などの「無形資産」を第三者に継承していく取り組みが増えつつある。熊本県では2021年に設立した「くまもと農業経営継承支援センター」を経て、25年には新たに「熊本県農業経営・就農支援センター」(以下、支援センター)が立ち上がり、取り組みへの支援を強化している。今回、支援センターのマッチングから第三者継承を実現した2組の事例(別記事参照)と農業経営の円滑な引き継ぎをサポートする支援センターの継承支援の活動について紹介する。


継承について語り合う 熊本市でセミナー、40人が参加

 支援センターは2月6日、熊本市西区のKAWACHI BASE-龍栄荘-で農業経営継承セミナー「WORLD CAFÉ in KAWACHI」を開き、農業者や農業に関心のある40人が参加した。

 第1部では、会場となった龍栄荘を昨年継承した㈱yamaの代表取締役・山本紗衣(タレントのスザンヌ)さんと、第三者継承や親子間継承を経験した2組が登壇。それぞれが継承に至ったきっかけや歩み、現在の取り組みについて思いを語った。  

 山本さんは、これまでの経緯に加え、新たに始めた米作りや柑橘栽培への思いを伝えた。

 また、大学卒業後に金融機関などを経てUターンし、親から、柑橘栽培を受け継いだ、熊本市西区河内の村上嘉一さんは、「農業は楽しいと自信を持って言える」と笑顔で話し、親子間継承の魅力と難しさの両面を伝えた。

 同支援センターの支援を受け移譲者のもとで梅栽培などの技術を学びながら、継承した魚住友子さんと妹の井手口陽子さんは、「周りに支えられながら一歩ずつ進んでいる」と語った。

 第2部では参加者がグループに分かれ、「継承が地域にもたらすもの」などについて意見を交わした。初めて第三者継承を知ったという参加者からは「就農への可能性を感じた」との声も多く聞かれ、新たなつながりが生まれる場となった。


さまざまな継承に、きめ細かく伴走支援

 支援センターの継承支援では、県内農業を未来につなぐため、後継者不在農家の第三者継承や農業法人の従業員継承、親子間継承など、農業経営の円滑な引き継ぎを支援している。

 移譲側・継承側双方からの相談を受け付け、きめ細やかな伴走支援を行った結果、2025年度は果樹や花きなど6件のマッチングが成立。相談件数は、移譲56件、継承71件、親子間21件。特に、移譲相談は、前年の32件から72%増と大きく伸びている。移譲相談者の平均年齢は70代を超えており、継承手続きには最低2年は要するため「早めの相談」を呼びかけている。

 同支援センターのホームページでは、移譲希望農家の公開データなども確認できる。

 問い合わせは、「熊本県農業経営・就農支援センター(継承支援)=熊本県農業会議内」、☎096・384・3333まで。


公開データは下記URLを参照。


https://www.kuma-farm.jp/joboffer/


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