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【今を問う】(公財)愛知県農業振興基金 理事長 犬飼 峰宏

2026年05月22日
     
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 日本有数の農業県、愛知。しかしその足元では、担い手不足により肥沃(ひよく)な農地が散逸の危機に(ひん)している。この土地を守り抜くことは、地域の歴史と誇りを次代へつなぐ「礎」を守ることに他ならない。

 現在、市町村が主体となり地域計画のブ

 日本有数の農業県、愛知。しかしその足元では、担い手不足により肥沃(ひよく)な農地が散逸の危機に(ひん)している。この土地を守り抜くことは、地域の歴史と誇りを次代へつなぐ「礎」を守ることに他ならない。

 現在、市町村が主体となり地域計画のブラッシュアップが進められている。私ども機構は、地域の多様な意向を丁寧にくみ取り、実効性ある形へと整える実務の結節点を担っている。

 農地集約への要請が高まる一方で、財源や体制には限りがある。こうした制約下にあるからこそ、市町村やJAなどのパートナーをつなぎ、現場の複雑なパズルを解き明かす「実務の知恵」が真価を発揮する。

 その一環として先月、畑地集積・利用をテーマにしたプロジェクトがスタートした。足踏み状態にある畑地活用の課題を一つずつ整理することで、将来の円滑な流動化へつなげていきたい。

 こうした地道な準備を積み重ね、確かな「道筋」を立てることこそが、われわれの役割である。伝統への敬意と、未来を拓く決意を胸に、実務の裏方として地域と共に歩み続けたい。

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