【現場で使える!研究成果】シートマルチ栽培のミカン
2026年05月29日



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ウンシュウミカン「長崎果研原口1号」は、10月中旬から収穫できる早生ミカンで、出荷開始期に着色良好な果実を出荷できる品種として産地での導入が進んでいる。一方、露地栽培では他品種との収穫果実の糖度比較した報告があるものの、シートマルチ栽培に
ウンシュウミカン「長崎果研原口1号」は、10月中旬から収穫できる早生ミカンで、出荷開始期に着色良好な果実を出荷できる品種として産地での導入が進んでいる。一方、露地栽培では他品種との収穫果実の糖度比較した報告があるものの、シートマルチ栽培における高品質果実生産の目安は明らかでなかった。
そこで、シートマルチ栽培において、収穫時に果実糖度12度以上の高品質果実を得るための果実肥大期の糖度目安を検討した。
その結果、収穫時糖度12度以上の木では、6~7月のシートマルチ被覆によって、8月中旬以降、ウンシュウミカンの樹体は糖度上昇に有効な乾燥ストレス状態となり、果実肥大期である8月20日および9月20日の糖度と収穫時糖度との間に高い相関が認められた。特に8月20日に糖度9度以上、または9月20日に糖度10.5度以上であれば、収穫時に糖度12度以上となる確率が高くなる。
本成果は生育途中の時期に収穫時の品質を見通す目安となり、適切な水分管理などの栽培上の判断に活用できる。また、高品質ミカンの安定生産を図るうえで、現地指導や普及活動への活用が期待される。
(長崎県農林技術開発センター 果樹・茶研究部門 荒牧貞幸)








