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「失敗談も次世代の教訓に」 大和町・石川章さん

2026年04月03日
     
ガラスハウス内で今年のネギ苗づくりをする石川さんとお孫さん。「2024年に病気で体調を崩してから進んで手伝ってくれる。謝礼がかさむなぁ」と笑う石川さん
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 大和町鶴巣北目(たいわちょうつるすきため)地区の石川章(あきら)さん(73)は、定年退職後に販売農家となった。現在は、2029年の設立をめざす農業法人の立ち上げに携わり、「将来世代が農業を続けられる土台を作りたい」と話す。

 石川さんは現在

 大和町鶴巣北目(たいわちょうつるすきため)地区の石川章(あきら)さん(73)は、定年退職後に販売農家となった。現在は、2029年の設立をめざす農業法人の立ち上げに携わり、「将来世代が農業を続けられる土台を作りたい」と話す。

 石川さんは現在、水稲2.1㌶とネギ15㌃を栽培している。地域では転作作物でソバを栽培していたが、石川さんは栽培開始の費用が少なく、冬場に出荷できる作物を探していた。ネギは一度掘り起こして斜めに植え直す県の伝統野菜の「曲がりネギ」として出荷。労力は掛かるが冬場に出荷でき、市場でも価格が安定していたことから11年から始めた。

 失敗もあった。20歳のときに就農を考え、横浜市で働いていた際に見たシクラメンの栽培をめざした。農業改良資金を利用して1973年に800万円のガラスハウスを建設。栽培を始めたが、第1次オイルショックによる燃料高騰により採算が合わず、3年後に栽培を中止した。「無利子の融資のためなんとか返済したが、若気の至りで向こう見ずだった。これから就農する人には他山の石としてもらえるとうれしい」と語った。

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