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【郷土めぐり】縄文ピアス あわら市

2026年04月24日
     
日本にない石材のピアスが想像とロマンをかき立てる
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 このドーナツのような形をしたものは、桑野遺跡という今から約7千年前の縄文遺跡から出土した石製のアクセサリーだ。

 対で見つかることが多く、形状からもピアスと考えられ、あわら市では「縄文ピアス」と呼んでいる。縄文時代に約1千年以上もの間流行し

 このドーナツのような形をしたものは、桑野遺跡という今から約7千年前の縄文遺跡から出土した石製のアクセサリーだ。

 対で見つかることが多く、形状からもピアスと考えられ、あわら市では「縄文ピアス」と呼んでいる。縄文時代に約1千年以上もの間流行し、全国各地の遺跡から出土するが、これだけの数が見つかったのはあわら市だけである。

 縄文人は、現代の私たちが思っている以上におしゃれであった。動物の骨で作ったブレスレットやペンダントを身に着け、(うるし)塗りのくしで髪を飾り、朱で化粧をしていた。

 その中でもこの石製ピアスはとっておきだ。現代のように鉄などの加工道具がない中、石をこれだけ精巧に加工するには、大変な手間暇をかけていたことだろう。当時の人々にとって憧れのアクセサリーであったに違いない。

 さらに、この中にある白色のピアスは、科学分析の結果日本では採れない石材であることが判明した。7千年前に海外から日本に渡った人がいたと考えると、なんともロマンあふれる逸品に見えてくる。

 縄文ピアスは、あわら市郷土歴史資料館で見学できる。

 問い合わせ先(あわら市春宮2の14の1 金津本陣IKOSSA2階、☎0776・73・5158)。

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