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【中国路の話題を追って 294】倉敷市新農業経営者クラブ

2026年10月02日
     
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 岡山の白桃は明治初期に導入された品種をもとに改良が重ねられ、150年以上、県を代表する果実として発展してきた。特に一つ一つ袋で包み、日光を調整しながら育てる「袋掛け栽培」は全国でも珍しい丁寧な技術として知られる。こうした手間を惜しまない栽

 岡山の白桃は明治初期に導入された品種をもとに改良が重ねられ、150年以上、県を代表する果実として発展してきた。特に一つ一つ袋で包み、日光を調整しながら育てる「袋掛け栽培」は全国でも珍しい丁寧な技術として知られる。こうした手間を惜しまない栽培文化が白く美しい果皮と、とろけるような食感を生み出してきた。


 一方で、近年は気候変動による成熟期の変化や袋掛け作業の負担増、担い手不足など、産地は新たな課題に直面している。150周年を経たいま、次の150年に向けて「どんな白桃をつくるべきか」を改めて考える時期に来ている。


 こうした背景を踏まえ、倉敷市新農業経営者クラブ(笠原奈々会長〈モモナピーチファーム代表〉、会員40人)は10月8日、東京・新橋の「とっとり・おかやま新橋館」で来場者参加型イベント「どんな桃が欲しいですか?アンケート調査」を開催する=写真。当日は、白桃の味わいの好みや購入時に重視する点、未来の白桃に期待することなどを来館者に尋ねる。回答者には岡山白桃をモチーフにしたオリジナルマスキングテープを配布し、親しみやすい形で産地の魅力を伝える。


 笠原会長は「岡山白桃は長い歴史の中で多くの人に愛されてきた。だからこそ、これからの白桃づくりには消費者の声が欠かせない。都市部の方と直接つながり、未来の白桃を一緒に考える機会にしたい」と話す。クラブでは、アンケート結果を品種選定や販売戦略、情報発信に活かす方針だ。


 伝統の袋掛け栽培で守られてきた岡山白桃の美しさと味わいを、次の世代へどうつなぐか。若手農家が都市部へ歩み出す今回の取り組みは、産地の未来を開く一歩となりそうだ。

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