〝粟島らしい農業〟を次世代へ 特産大豆「一人娘」プロジェクト 粟島浦村
2026年09月11日
日本海に浮かぶ小さな島・粟島浦村では、現在48戸の農家が農業を営んでいる。かつて島には約9㌶の水田があったが、1964年の新潟地震で島全体が約1㍍隆起し、水脈が変化したことで稲作ができなくなった。その後は畑作へ転換した
日本海に浮かぶ小さな島・粟島浦村では、現在48戸の農家が農業を営んでいる。かつて島には約9㌶の水田があったが、1964年の新潟地震で島全体が約1㍍隆起し、水脈が変化したことで稲作ができなくなった。その後は畑作へ転換したものの、観光業の発展や高齢化、人口減少により耕作放棄地は年々増えている。
一方、近年は耕作放棄地を活用した新たな取り組みも進められている。2021年から始まった大豆「一人娘」プロジェクトでは、使われなくなった畑を再び耕し、村内外の参加者が農作業体験を通じて島の農業に関わっている。「一人娘」は粟島で昔から栽培されてきた大豆で、島の農業を伝える特産品の一つ。
また、島内ではニホンジカの生息範囲が広がり、農作物への被害も心配されている。農地や作物を守る対策も今後の課題だ。
農家だけでなく、島外の人や企業とも協力しながら、農業を続けられる仕組みをつくり、粟島らしい農業を次の世代へつないでいく取り組みが求められている。その歩みは続いていく。
(粟島浦村農業委員会)










