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米・小麦・ソバの3本柱で地域を守る 柳津町のATfield

2026年05月29日
     
代表の田﨑敦さん。右奥が最新の乾燥機
「シャコ・デ・パン」店長の田﨑愛さん。店内にはパンの他に焼き菓子も並ぶ。
看板商品の「シャコパン」
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 柳津町で、2024年に法人化した「ATfield合同会社」は地域を守るため幅広い取り組みを行っている。 

 代表の田﨑敦さんは、米、小麦、ソバの生産を手がけており、総作付面積は30㌶を超える。地域の離農者の農地を引き受けて耕作しており、地域

 柳津町で、2024年に法人化した「ATfield合同会社」は地域を守るため幅広い取り組みを行っている。 

 代表の田﨑敦さんは、米、小麦、ソバの生産を手がけており、総作付面積は30㌶を超える。地域の離農者の農地を引き受けて耕作しており、地域農業を支える中心的存在になっている。特に田んぼの受け手が少ない同町では、他地域の農家からも頼りにされている。

 設立初年度には農業用施設を新設し、最新の乾燥機2台を導入。今後はさらに1台の増設に加え、汎用コンバインの導入も予定。これにより、米だけでなく天候に左右されやすい麦やソバの適期収穫が可能になり、作業効率の向上と品質の安定化が同時に実現。大規模経営を支える生産体制の強化を加速させている。

 強固な生産基盤を構築する一方で、同社の事業の大きな柱となっているのが、ドイツのパン屋での勤務経験がある妻の愛さんが運営責任者を務める、車庫を改装して誕生したベーカリー「シャコ・デ・パン」だ。

 看板商品の「シャコパン」は、自社生産した小麦「夏黄金(なつこがね)や、自社産コシヒカリを原料とした「米酵母」を使用するなど、素材から自らの手で作り上げる姿勢を徹底している。

 地元の農業者の協力を得て、出荷できない野菜や果物を使った商品を使うことで、食品ロスの減量や地産地消に貢献している。付加価値を高める積極的な姿勢は高く評価され、「2025 NIPPON FOOD SHIFT セレクション」では見事、優秀賞を受賞した。

 生産から加工、販売までを垂直統合で実現する同社の挑戦は、地域農業の持続可能なモデルとして、柳津の地に新たな活力をもたらしている。

 (柳津町農業委員会・黒澤亮太情報員)

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